691: 名無しさん@おーぷん 22/01/08(土)21:57:21 ID:Am.ng.L1
元上司の話。
仮名、松村としておく。
自分や周りの状況をまったく客観視できないという、救いがたい勘違い野郎だった。
もともと営業部でそれなりの実績があったから、マネージャー待遇でうちの部署にやってきたんだけど。

上司はっちゃけ病みたいなのを発症して、
「仕事を振るのが俺の仕事ォ」
てなもんで、実務は全部周りに押し付けて、毎日5時に帰宅&ネットサーフィンし放題な有様だった。
松村は自分じゃ何もやらない・できないくせに、結果にはネチネチ文句をつけてマウントしてくるから、いないほうがマシだった。

松村が本当にバカだったのは、社外に対してまで上司はっちゃけをやってしまったこと。




うちの部署は、子会社・関連会社との折衝が主な仕事。
松村はそれまで営業部で顧客を相手にしていたから、
『顧客と違って、子会社・関連会社なんてほっといても取引が続くんだからちょろい♪
うちが本社だ』

という認識だった。

692: 名無しさん@おーぷん 22/01/08(土)22:09:26 ID:Am.ng.L1
子会社・関連会社といったって独立採算制だし、そこの社長たちは小さくとも一国一城の主なわけで、そりゃもうプライドが高い。
彼らはうちの創業者と一緒に仕事をしていたような面々で、繋がりは濃くて深い。
厄介な親戚の爺様たちのようなもの。
営業部で『実績が~』なんていったって、しょせん松村なんてどこの馬の骨か分からない新参者なのに、本社風吹かせてうまくいくわけがない。
結果…
社長A:「あんた、村松だっけ?松村だっけ?」
社長B: 会うたびに「ああ、どうもどうも」と名刺交換。
社長Cにいたっては完全無視。

『社長連に不遜な態度をとって怒らせた』ということで、
松村は取締役からも絞られ、一年もたたずに別の営業所に飛ばされていった。
ポジションはいちおう同じだけど、
部下は0。
部下がいると仕事しなくなるからねー
松村は新宿の新築マンションに住んでいるのが自慢だったのに、
飛ばされたのは千葉の営業所。
まあレインボーブリッジの夜景はきれいだから、毎晩帰りに見られるね(棒)。

ちなみに松村の後任は来なかった。
でも誰も困らない。
本当になんの役にも立たないやつだった。



Fly Away
Fly Away