(編注:膿家…男尊女卑・家長主義などの古い差別的な考え方をした人たち。農家に限らずそういった考え方の人たちの総称。)

205: 名無しさん@おーぷん 21/11/29(月)11:28:19 ID:Hx.mv.L1
私はアラフィフBBAで、実家は農家だった(過去形)。

町の敷地のほとんどは田んぼで、農家4割:膿家6割の集落だった。
わが家は姉と私の姉妹のみだったので、親は
「農家は今の代で終わり」
と早々に決め、膿家に目を付けられないよう私と姉を高校から他県の寮あり学校に行かせた。
その頃はたばこ栽培とかやってて景気良かったし、私立も充分行けた。

現在は姉のみ結婚して二子がいる。
両親は姉の近くのマンションに住み、私は独身ながらちょっと特殊な職業なもんで充分食べていけている。

先日知ったんだが、
『そんなアラフィフBBAでもいい』
というくらい故郷の膿家が嫁不足に喘いでいると知って衝撃。




故郷には何十年も帰ってないが、当時は膿家でも東南アジアや中国からお嫁さんを斡旋してもらう手段があった。
誉められたことじゃないが、お嫁さん達も仕送りできるわけだからWIN-WINではあったと思う。
覚えてる限りでも12~13人は外国人のお嫁さんがいたはず。
そのお嫁さん達、今は一人も残ってないそうだ。
理由は
「日本が貧乏な国になったから」
愛がないから物差しがシビアなんだよね。
「もっと裕福な国へ行く」
と子ども連れて帰っちゃって、連絡すら取れないケースが大半。
膿家だけあってお嫁さんを全然大事にしてなかったし、あの町に残るメリットがなかったらしい。
かろうじて膿家じゃない農家のおうちのお嫁さんが2人残ったが、膿家からの突き上げがひどくて引っ越してしまったという。

そして今三十代~五十代の男が余りまくっていて、
「おまえんとこのアラフィフBBA(私)でもいい!
介護くらいできるだろ!」

とお声がかかったもよう。

親が笑い話半分って感じで
「一応身辺に気をつけな」
と話してくれたけど、笑うどころじゃなかったし、なんだか物悲しかった。
故郷に愛着なんてないつもりだったけど、自分の生まれた町が衰退するのってやっぱりせつないね。



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