友達をやめる時 inOpen 5 より
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223: 名無しさん@おーぷん 21/09/14(火)15:35:38 ID:xuQS
小学生の頃からの友人グループにいたSとの友やめ。

Sは良くしゃべるお調子者で楽しい奴なんだが、
昔から『ありがとう』が言えない。
良いところもあったから、窘めることはあっても友やめするほどではなかったのだけど。

数年前、新卒で入った職場で馴染めなくて一か月で退職して地元に戻ってきたS。
地元に残っていたグループで慰めがてらの飲み会で、自他共に認めるグループのリーダーIが職場を世話する話になった。
Iはジャイアン気質で少し強引だが、世話焼きで愛嬌もあり大人から可愛がられる奴。
信用とツテがあったため、Sは地元ではわりと良い会社に勤められることになった。
あとで聞いた話だが、
その時にも『ありがとう』の一言もなかったらしい。




それからまた数年後、Iが相手有責の運転事故で重傷の大けがを負い、長期入院することになった。
保険には入っていたものの自営業をしばらく休まざる負えなくなったIのために、知り合いにカンパを募ることになったんだ。
カンパは結構集まったし、それでIの入院を知った人たちの多くがお見舞いに顔を出したりした。
Iは嬉しそうに
「入院してんのに休む暇がねえよ」
とか言ってた。

でSだが、
カンパもお見舞いも拒否した。
もちろん強制ではないけど、
(誰よりもIの世話になってるくせに)
ともやもやはあった。
許せなかったのは、その時の言葉。
「俺がこっち帰ってきた時、あいつ俺を見下して『仕事世話してやる』とか言いやがった。
すごく惨めだったよ。
おまえらあの時『ありがとうくらい言えよ』とか言ってきたけど、冗談じゃない。
俺はあんな奴、友達だなんて思ってないね」

と。
その場で大喧嘩になり、俺と一緒にいたもう一人はその場で縁切り。
性格が悪いのは自覚のうえだが、
共通の友達全員にその話を拡散した。

狭い地元。
Sの勤める会社にもその話は流れたようで、
Sは今でもしがみついているものの、居心地の悪い思いをしながら働いているらしい。

ただ本当に信じられないのは、その話が流れて孤立したのを自覚したSは、
「なんとかしてくれ!
俺はそんなこと言ってないよ!
信じてくれ!」

と、退院して間もないIの家に押しかけた事。
Iは、Sの本音を知ってどこか納得するところがあったらしく、彼の助けを無視した。
というか、少し手を差し伸べようとしたのを俺たちが
「相手にするな」
と止めた。

Iの世話で入った会社にまだ勤められてるだけでも感謝するべきだろう。
まぁ、しないんだろうけどさ。



unfriend× yourself
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