114: 名無しさん@おーぷん 21/05/22(土)09:24:43 ID:Tm.3n.L1
すごく長いけど、離婚した時の話を暇なので思い出しながら投下。
フェイク入れてますので矛盾があったらごめんなさい。


3年ぐらい前に、突然弁護士事務所から内容証明が届いた。
内容証明とかよく知らないし、弁護士が関係するような出来事も思い当たらなくて、でもなんか重々しい気持ちになってドキドキしながら開封した。
そしたら、
『(私)が書き込んだ、(ある芸能人)に対するSNSでの誹謗中傷について損害賠償を請求する。
応じない場合には訴える用意がある。』

正確な文章とか覚えてないけど、とにかくそんなふうな内容で、とにかく連絡するようにって書いてあった。

損害賠償を請求されるような誹謗中傷を書いた覚えはないけど、それを見た本人が傷ついたのなら言い訳にしかならない。
ただ、書かれている芸能人については、名前は知ってるけど殆ど知らないし興味もない。
でもとにかくビックリして思考が冷静になれなくて焦るばかりだった。

当時結婚して5年目で子供はおらず、旦那は一年間の出向で別居婚状態だった。
(まずは旦那に相談しなきゃ)
と思ったけど、
(私が覚えてないだけでそんなことをやったことが証明でもされたらなんて思われるだろう。
嫌われる。もしかしたら離婚されるかも)

と、色んなことが頭をグルグルして旦那に話せず一睡もできなかった。

翌日、覚悟を決めて弁護士事務所に電話したら
『一度会って話したい』
と言われ、
「来ることが無理なら場所を設定しますが?」
とか言われたけど、県跨ぎだろうがなんだろうが気持ちが焦ってたので有休取って事務所に出向いた。

そしたら、私のパソコンから書き込まれたログ?とかプロバイダのIPアドレス?とか、正直私はあまりその辺り詳しくないのでよく分からないんだけど、とにかく私のパソコンから書き込まれたことを証明する書類だとか言われて、プロバイダ名は確かに間違いなく私が利用しているケーブルネットワークのものだった。
住んでる地名のアルファベットなんかも目に入って、
(たぶんこれは間違いないんだろうな…分かんないけど…)
って感じ。

で、130万だったか150万だったかを支払えと。




115: 名無しさん@おーぷん 21/05/22(土)09:24:55 ID:Tm.3n.L1
その日は説明だけで後日どうするか返事をすることになり、帰ってきたが、帰り道、
(あーもう完全に離婚されるな~)
とかぼんやり考えながら渡された書類を見ていたら、書き込まれている日付になんか引っかかるものがあって、スケジュール表を確認した。
書き込まれたのはその2年ぐらい前なんだけど、
その日、私は入院していた。
しかも手術前の検査の日だった。

すぐに弁護士さんに電話してそのことを話し、病院名と診療科目、主治医の名前も手帳に書いてあったのでそれも伝えた。
「病院に問い合わせたらすぐわかることを嘘で誤魔化すとも思えないし、家族で使ったりしてましたか?」
とか聞かれ、
「うちの旦那は機械音痴でネットとか最近やっと始めた人ですけど」
って言ったら、
「でも(私)のパソコンから書き込まれたのは間違いないので、一応ご本人に確認してください」
って言われた。

それで旦那に私の入院中のことを聞いたんだ。
そしたら、私の入院中に2日間義姉に留守番を頼んだらしい。
急な出張が入って、夫が飼ってるペットの面倒を頼んだらしいんだが、その時に
「姉に
『暇潰しにパソコン使っていいか』
って聞かれてOKした」
と。

『何勝手なことしてんだ、そして何故黙ってたんだ』
って電話口で大喧嘩。
弁護士から内容証明がきたことを旦那に話し、
「義姉のこと話すけどいいよね」
って言うと
「ちょっと待ってくれ!」
って。
「待っても何も変わらない。
義姉がやったことを私が尻拭いするつもりはない。
事実を話します」
「その前に姉に話をしてくれ!」
「話すなら夫君から話して!
私は話したくない!」

「とにかく待ってくれ。
姉と話すから」

そんな言い合いが延々と続いた。

その週の土日で旦那が帰ってきて、義父母・義姉も交えて話し合いになった。
義姉は認めはしたけど完全に開き直ってて、
「他にも書き込んでる人はたくさんいたのに、見せしめみたいなもんじゃん」
とか言ってた。
「特定されたのは運が悪かった」
「あいつら(その芸能人のこと)都合のいいことは自分で発信するくせに」
とかなんとか、文句ばかり言ってた。

義父母はとにかく早く話を纏めたくて、義姉を連れて弁護士に会いにいった。
賠償金は義父母が支払うことにした様子。
当時義姉は三十代後半。
見合いで漸く婚約にこぎつけたところだった。
だから余計に早くカタを付けたかったようだ。

116: 名無しさん@おーぷん 21/05/22(土)09:25:05 ID:Tm.3n.L1
一応その芸能人に謝罪し、お金も払って世間に名前が出ることはなかったが、
『誹謗中傷の書き込みをした○名を特定し謝罪を得た』
ような記事は出ている。

旦那や義実家的には一件落着だったが、
私にはそうはならなかった。

わざわざ他人のパソコンから誹謗中傷を書き込むと言う卑怯な行為について、私は義姉からきちんと謝罪を受けていない。
それを旦那に言うと
「疑いは晴れたんだし、もういいじゃん。
引っ掻きまわすなよー」

って煩わし気に言われて腸が煮えくり返った。
もとはと言えば、おまえが安易に嫁の私物を貸したんだろ。
しかもそれを報告もせずにいたのは、自分で不味い事をした自覚があったんだろ。
おまえも謝れよ。
と、遠慮なく暴言を浴びせた。

この時に夫婦の間にできた溝は一気に深くなり、修復不能となって離婚。
最初の内容証明が届いてから2ヶ月余りのことだった。
もちろん慰謝料も貰った。
離婚の原因は旦那にある、しかも反省もない。

離婚後、色んな人から理由を聞かれた。
それなりに仲が良さそうだったのに突然の急展開にみんなビックリしてたから、理由を知りたいのは当然だろう。
私は聞かれればありのままに答えた。

それが元義姉の婚家にも伝わったらしい。
まぁ愛情二の次の高齢見合い婚だから離婚こそないようだけど、
元義姉はかなり肩身の狭い思いをしているらしいと聞く。

元旦那から離婚後半年ほど経って電話が掛かってきて、
「なんで言いふらすんだ!」
って怒鳴られたわw
『お互い離婚理由について話さない』なんて約束は無かったし、私は自分に非がなかったことは公にしておきたい。
「だから聞かれたら答えるよ」
って言った。
「で、今でも自分は悪くないって思ってるの?」
って聞いたらガチャ切りされた。



どう考えても私は悪くない
どう考えても私は悪くない