95: 名無しさん@おーぷん 21/05/11(火)08:13:07 ID:wG.qk.L1
毎朝通勤で乗る電車に、4月からいつも乗り合わせる女子学生二人がいた。

片方の女の子はおとなしく、片方はおしゃべりなんだけど、おしゃべりな方が喋り方が舌足らずな感じでちょっと気持ち悪かった。
おしゃべりな子は話の内容も自慢話ばかりで、自分の凄いところアピールをずっとしてる感じで、大きな声で周りに聞こえるように喋り続けていた。




他の子を下げるわけじゃないのが唯一の救いといえば救いなんだけど、
「私人気者でモテて仕方ないわー進学したから周りも私から離れて自立しなきゃねぇ~。
あんたも私以外の友達作んなきゃダメだよ!」

と、聞いててなんか痛々しい。
中二病黒歴史爆誕中みたいな。

一緒にいたおとなしい女の子は
「そうなんだ、すごいねぇ」
とおっとり肯定してる感じ。
最初は本当に純粋にすごさに関心してる感じだった。

GWをあけたころから、急に痛々しい語りを見なくなった。
痛々しいおしゃべりだった子が1人で電車に乗るようになってた。
同じ学校の同じ学年の子は他にも同じ車両にいるけど、その子は常に車両の隅にいて、よく車両の真ん中らへんを見てた。

視線を追うと、そこにいつも自慢話を聞かされてた大人しい女の子がいた。
友達ができたみたいで、最近は5人くらいと楽しそうに喋って笑っている。
4月の頃は全然喋らなかったのに。
いい友達がたくさんできたようでよかった。



自立と孤独の心理学