1468. 名無しさん 2021年05月02日 07:12 ID:64poPQtE0
幼なじみのA子は裕福な家に生まれたお嬢様なんだけども、
内実は、両親が “跡取り” のA子兄ばかり可愛がって、A子はろくに服も買ってもらえない、ネグレクトに近い扱いをされていた。

A子兄には小学生の時から家庭教師をつけて一流大学に入れ、A子父のコネで一流企業に就職させた。
A子は高校まで近所の公立で(私と一緒)、地元の短大に通っていた。

そんな時、A子父が病気になった。
「家で最期を迎えたい」
という本人の希望で退院したんだが、
その世話はA子に丸投げされた。
A子は短大は卒業できたけど、就職は諦めねばならなかった。




1469. 名無しさん 2021年05月02日 07:13 ID:64poPQtE0
A子父が他界すると、A子母とA子兄はA子に
「あんたは嫁に行けばいいんだからお金は要らないでしょ」
と相続放棄させた。
話を聞いた私は
「お父さん(A子父)の介護したの、あんた(A子)じゃん!
放棄どころか、法定分に寄与分が上乗せできるよ!」

と言ったんだけど、A子は
「いいよ、お金のことで争いたくない」
と無表情に答えた。

その後、A子母が脳疾患で倒れた。
介護はA子に丸投げされた。
A子母が他界すると、A子兄が
「おまえは嫁に行けばいいんだから金は要らんだろう」
と相続放棄させた。
話を聞いた私は(以下同文)とA子は答えた。

1470. 名無しさん 2021年05月02日 07:14 ID:64poPQtE0
さてA子兄はこの時点で三十代前半だったんだけど、一流大学卒で一流企業勤めなのに、それまでにつき合った女性もおらず、結婚の予定もなかった。
そして、父親と同じ病に倒れた。
悲観してギャアギャア泣いている兄をA子は病院に運び、そのまま兄が他界するまで一度も行かなかった。

父親と母親の財産を相続した兄が他界したから、A子は3人分の財産を全部相続したわけだ。
3人分の生命保険を加えて現金はかなりの金額があり(具体的には私は知らない)、それと、300坪の土地に建っている70坪の家。

1471. 名無しさん 2021年05月02日 07:16 ID:64poPQtE0
A子は急に生き生きと動き出した。
それは長いつきあいの私でさえ初めて見るA子の明るい表情で、あっという間に家を取り壊してマンションを建てた。
けっこう贅沢な造りで、場所が良いこともあって満室。
建てた時のローンもあるし、管理会社や不動産会社に経費を払わねばならないけど、働かなくても悠々と暮らしていけるだけの収入にはなる。

A子は今三十代半ば。
自分のマンションの最上階の一室に住んでいて、
「結婚はしない、家族ってものに夢も持てないし」
と、一人で、本人曰く
「毎日ゴロゴロしてるだけ」
の日々を送っている。

A子の部屋には仏壇もないし、法事も墓参りもやったことがないそうだ。

それでいいと思う。



Have a nice day~それでいいのだ!