431: 名無しさん@おーぷん 21/03/06(土)08:44:15 ID:WF.l2.L1
『結婚した途端に相手が豹変する』なんて話をたまに聞くけど、別れた夫もまさにそう言う人だった。
但し、『釣った魚にエサはやらない』と言う “エサ” の部分が、お金ではなく家庭そのものだった。
「金ならいくらでもやるから俺に構うな」
って人。

式を挙げるまではニコニコして頼り甲斐もあって、年齢の割にはかなり稼いでる人だったから、そんな人からプロポーズされた時は幸せになると信じて疑わなかった。
当時、私は23歳、彼は31歳。
きっとチョロい女だったと思う。

式が終わってふたりだけになった途端に無口で不愛想になった。
最初は
(疲れてるのかな)
と思ってたけど、ハネムーン先ではほとんど会話がなく、ツアーで案内されるままにただ旅してきただけって感じ。
手を繋ごうとしたら払われて、何か話しかけても『うん』しか言わない。
恥ずかしい話だけどハネムーン期間中一度もいたさなかった。

(何かおかしい)
と思ったら、新居に帰ってから言われたこと。
「『既婚者になる』と言うことだけが目的だった。
ブスやデブや病気持ちじゃなければ誰でも良かった。
金ならいくらでもやる。
使い道に口出しをする気も無い。
おまえはおまえで好きに生きればいい。
習い事でもなんでも好きにしろ。
ただし俺の生き方に口を挟むな。
俺に構うな」




そんなふうに言われて、今思い出すと赤面するけど
「じゃあ月100万ちょうだいよ!」
って言い返したら、笑われて
「おまえにはそこまでの価値はない」
って言われて涙目w
「いくらでもやるって言ったじゃん。うそつき」
って言ったら、
半額の50万くれることになった。
それでも当時の私には目のくらむような金額。

その夜、色々考えた。
(さすがにここまで馬鹿にされたら離婚するしかない)
と思う一方で、
(一緒に暮らしていたらそのうち、もしかしたら)
って気持ちをどうしても消せなくて、離婚はしなかった。
馬鹿みたいだけど、まだ好きだったんだよね。

翌朝から、夫はひとりで起きてひとりで準備して出て行く。
「朝ごはんは食べないから、食べたいなら勝手に食べなさい」
って。
翌日の背広やワイシャツなんかも一式揃えておいても、違うものを自分で用意して着ていく。
「だから俺に構うなと言ってる。
お前は洗濯だけしてればいい」

って。
晩ご飯は聞いても要るとも要らないとも言わず
「作らなくていい。
食べたければ勝手に食べてなさい」

と。

しばらくして気が付いたのは、結婚前は家政婦を雇って食事以外のことをやってもらってたみたいなんだけど、その家政婦の部分が『 “既婚者と言う肩書” をくれる』と言う条件と共に私にすり替わっただけ。
それに気づいた時に、
(いっそのことこのままでいいかな)
と思った。
きっといずれは離婚する。
それは私の中で確定していた。
だったら私も夫を利用すればいい。

夫は毎朝8時に家を出て、夜は早くても21時以降に帰ってくる。
その間に30分もあれば終わる家事を済ませたあとは、
離婚後に備えて資格を得ることにした。
お金も、
(変に金遣いが荒くなると後々困る)
と思って最低限しか使わなかった。
毎月40万ぐらい残って、それは祖母が所有する山に埋めていたw
これが何かしらの罪になるのかどうか分からないけど、バレることは無かったし多分もう時効。

そんな生活も慣れてしまえば案外快適だった。
リーマンショックが影響して夫の会社が倒産するまで(法的整理か私的整理かよく知らない)、4年ぐらい続いた。
私もどこか歪んでたんだろうと自覚はある。
「もうお金あげられないけどどうする?」
って聞かれて
「離婚だね」
ってあっさり答えた。
「そりゃあそうだな」
って言われて
「そりゃあそうだよ」
って。

「最後だから聞いていい?」
って、
「なんでそんなに既婚って肩書欲しかったの?」
って言ったら、
「既婚と独身の間には大きな差がある」
とか言ってた。
「社会的信用に差がある」
んだって。
「でも…」
って、
最後に夫の方から告白されたのがED。
過去付き合っていた女性が2人いて、EDを理由に去って行ったそうだ。
あーそれでか。
結婚するまでの間も一度もそういう関係にならなかったのは、『結婚するまでは…』って大事にしてくれてたんだと思ってた。
あの頃の私は本当にチョロくて純粋だったw

でも、ちゃんと話してくれていたら、きっと私は夫婦として向き合えたと思う、少なくともこんな歪んだ結婚生活をするよりは。
でも話してくれたのは嬉しかった。
一瞬『やり直すのもアリかな』と思ったけど、
やっぱり離婚した。

彼は今、新たに事業を始めてそれなりに上手くいってるらしい。
私は離婚当時まだ二十代だったから見合い話も結構きたけど、結婚はもういい。
幸い就職も上手くいったし、バツイチで自由に暮らすのも楽でいい。
恋人ができて結婚を考えたこともあったけど、一旦この楽な生活に馴染むとどうも面倒臭く感じてしまう。
山林貯金は少しずつ定期預金に移し終えたw



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