254: 名無しさん@おーぷん 20/12/16(水)20:22:24 ID:Tz.zh.L1
友人の話。

友人がちょっと体を悪くした。
結論から言うと障害が残った。
昔から他人の話を聞かずに思い込みだけで突っ走って、間違ってると人のせいにする奴だったけど、
今回はそれが最悪な方向に全部向いた感じ。

会社の健康診断で癌のようなものが初期段階で見つかって、
「(最初の医者)がちゃんと話を聞いてくれず飲み薬しかくれない」
と怯えてセカンドオピニオン。
次の医者で何とかホルモン剤?よく分からんけど注射されて満足げにしてたが、暫くして
「注射してくれなくなった」
とサードオピニオン。
でかい大学病院で高い検査をしたらしいが、
「飲み薬を渡されただけだ」
と憤慨していてフォースオピニオン(って言うのかな?)。




5個目の病院で、腹水が溜まり始めて微熱が続くとかでまた病院変えたらしいが、そこで医者に説教されたらしく、
「病人なのに酷い!!たらい回しされるし可哀想!」
とまた違う医者に行ったらしい。
この時『録音した』と意気込んで聞かせてもらったが、一貫して
『医者の指示に従わない患者なんてこっちから願い下げだ!』
みたいな事を敬語で言われてた。

その後、8か9か?の病院で、もう色々と手遅れな事を淡々と説明されて
「あからさまに病気で体力も無くなったらしく項垂れてる」
と言うのを別の友人から聞いた。
何か良く知らんけど、最初の医者から処方された薬を飲み続けてたら、良くて半年ぐらいで出来物が溶けてたらしい。
『それでもダメだったら負担の少ない最新の治療法をして、それもダメだったら手術しよっか』レベルの物だったんだと。
腹水抜かなかったのも意地悪じゃなくて、『一気に抜いたら臓器だか骨なのか知らんが肉体の負担が大きいから、若いから薬飲んで自分の体でちょっとずつ排出しよう』って話だったらしい。

一通りの話を何でこの友人が知ってるのか聞いたら、
「病気の娘(友人)の引き取りに行きたいが、足がないから車を出してくれないか」
と、この友人の両親が頼まれたらしく、その道中で事の顛末を聞いたそうだ。
内臓がやられちゃったらしく、
「前のような体力は戻らない」
と淡々と宣告されてきて、アパートの前に停めた車に乗り込むのさえハァハァ言ってるの見て、この友人は可哀想とは思ったらしい。

ただ私はこの話よりも、
(医者って治療法を年間通して見てるし、本人の体力や年齢を考慮した治療してるんだなー)
という点に興味が移ってしまった。
そう言えば私も『若いから自分の体力で治そうね』と言った医者をヤブ認定してセカンドオピニオンやったから、それも思い出して反省してる。

友人はまぁ、可哀想かな。



止まれ・左右確認