508: 名無しさん@おーぷん 20/07/04(土)07:47:10 ID:4VB
若かりし頃の母の武勇伝、てか天然なのでチラ裏。


母の実家は裕福ではないが、
『子供に教育を受けさせるのは親の義務』
という考えで、母もきょうだい(おじ・おば)たちも全員4年制の大学を出してもらった。
母は他の大学との交流会で父と出会って結婚。

ここから伯母(父の姉)から聞いた話。
結婚して初めて、父と母が揃って父の実家を訪ねた時、それまでは “お客さん” だった母が “息子(私父)の嫁” になったわけで。
父方祖母(母から見てトメ)が
「嫁子さん(私母)、食事の支度を手伝って」
と母を台所に呼んだ。
同席していた伯母が
「じゃ私も」
と腰を浮かすと、祖母は
「あなたは座っていて、今日は嫁子さんのお手並み拝見だから」
と。




伯母によると、
中卒の祖母は息子の嫁が大学卒というだけで敵愾心を燃やし、
『いじめ倒して泣かしてやろう』
ともくろんでいたらしい。
祖母が子供の頃は、女性どころか庶民の子供は中卒で当然の時代だったから、
「割と勉強のできた(祖母)としては劣等感を刺激されたんだろう」
とは伯母の分析。

かくして母と二人きりになった祖母は渾身の嫌味を一発。
「あーあ、大卒のお嫁さんなんて、頭でっかちで、ご飯なんか作れないんでしょうね!」
母、大きくうなずく。
「そうなんです、結婚するまで実家で暮らしてましたしね!」
祖母「まあ!あなたのお母様は、どんな育て方をしたの?」
母「『高い教育を受けたら世の中に還元しなさい』と言われました!
だから今の仕事も一生懸命やってます!」

(母は資格持ちで、今でもその仕事をしている)

祖母、絶句するも必死で立ち直る。
「でもこの家の嫁になったからには、うちの味を覚えてもらわないと!」
母、あっけらかんと
「そうですね!じゃお願いします!
私、お手伝いしますね!」
祖母「まずあなたが作ってみなさい」
母「誰でも初めはできませんよ、お義母様のお手本をまず見せてください!」
陰で見張っていて、祖母が母をいびり始めたら阻止しようと思っていた伯母は笑いをこらえるのが大変だったそうだ。

その後も
「嫁子さん、これやって」
「お義母様がお手本を!」
を繰り返して、結局、祖母が一人で食事を作り、母は洗い物等のアシスタント業務に徹した。
そしてできた料理を母はバクバク平らげ、
「うわーおいしい!さすがベテラン主婦!初心者の私にはとても無理です!
お義母様には私が作ったものはお出しできませんわ!」

伯母、笑いをこらえすぎてプルプル震える。
その一回で祖母は心が折れて(打たれ弱いな)、母の前では無口になった。

その後、祖父母は伯母の一家と同居して老後を過ごした。


母の名誉のために言っておくが、母はそもそも大雑把な性格で家事も雑だが、要領が良いので何を作っても普通においしい。



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