649: 名無しさん@おーぷん 20/06/15(月)08:13:03 ID:kc.d1.L1
うちの母方の家系は、
『自分を偽らずやりたいことを貫け』
が家訓の一族だ。

曾祖母が、当時はかなり珍しい「男社会」と呼ばれる職業に女性で初就任してるのももちろん。
祖父もゲ〇であることを孫の私たちに隠していない。
ちなみに祖父は独り身を貫こうとしたらしいけど、当時の社会の目は厳しかったため、体が弱く妊娠が命にかかわると言われた祖母と利害が一致したので、いわゆる偽装結婚?のような状態で一緒になった。
祖母は生前、祖父を
「人生で一番信頼できる大親友」
と言っていて、端から見たら普通の仲むつまじい夫婦だった。
2人は私の母を含め養子を何人か迎えて、みんな特に確執を抱くこともなく、それぞれ自分を貫いている。
世間的に偏見を持たれやすい職についている人も多いが(例えば女性で避妊具の開発者、職じゃないけど男性で専業主夫など)、家訓を胸に生き生きと働いていた。




そのことに私の旦那はいたく感銘を受けてくれて、義両親(いい人)や親戚などに、ことあるごとに語ってくれている。
大体の人は
「苦労も多そうだが、それは素晴らしい家訓だね」
と誉めてくれるのだが、
旦那の従弟がこの話を聞いて、斜め上にはっちゃけた。

伝聞なんだけど、
従弟側の親族が集まった法事の席かなんかで、突然、
「俺は若い子が好みだから将来は年下と結婚する」
と宣言して、親族の小〇生の女の子にチューしたらしい。

当たり前だが、法事の席は阿鼻叫喚になったそうだ。
激怒した従弟の父や親戚たちが、従弟をとっちめつつ、彼の部屋を捜索すると、ロ〇系の書籍やゲームや女児の下着が大量に出てきて、とんでもない騒ぎになったとか。
一応、書籍やゲームは市販のものだし、下着も新品で通販で購入したことが分かり、犯罪ではないようなんだけど。
三十代の従弟が小〇生にチューしたのはどう考えてもモロにアウト。
従弟は親族にぼこぼこにされている最中、
「(私の旦那)のとこの嫁の家訓に従っただけだ!!あいつらにそそのかされた!!」
などと逆ギレしたようだ。
いやお前みたいな奴と一緒にすんな。
そういう意味の『やりたいことを貫け』じゃないわ。

幸い誰も従弟のタワゴトは聞き入れず、彼は親族一同の厳しい監視下におかれることになったらしい。

私にとって自慢の家訓なんだが、まさかこんな風な曲解をするやつが現れるなんて思わなかったよ…



君が殺れ・俺が葬る
君が殺れ・俺が葬る