(※編注:三親等…自分または配偶者の、両親・兄弟姉妹・祖父母・曽祖父母・子・孫・ひ孫・おじおば・甥姪、およびそれらが自分の血族の場合はその配偶者を含む。)
(※編注2:上記は三親等 “以内” の親族についての説明でした!ご指摘ありがとうございます。)

737: 名無しさん@おーぷん 20/04/20(月)12:34:46 ID:L6.b1.L1
会社で昔、社員が問題を起こしたときに
「採用の際に保証人の名前を書いてもらうことにしよう」
という案が出た。

今はバイト採用でも書いてもらうところが多いけど、うちでは初めての事例。
しかしその保証人の条件が、三親等までの親族(姻族も可)のみでそれ以外は認めないというもの。
しかも、既に入社してる社員も対象で、
『提出しない者は人事上のマイナス評価になる』
ということだった。
「今後の採用で厳しくするのはともかくすでに働いてて問題のない社員は良くないか?」
「というか評価に関わるルールを後で変更して遡って既存社員に適用とかありなの?」
という話は出たが、上層部はその案をそのまま採用した。




ただ本人に許可を取ってその人の名前を書くだけなので、大半の社員は書いた。
だが社員の一人は、身内が早世していて、40歳だけど独身かつ三親等内の親族がこの世にいなかった。
そしてその社員は、社内どころか同業他社の中でもすごい実績と評判のあるエース級の人。
『そんな理由で評価下げるんだったらうちに来ませんか?』と、うちより規模がでかい他社でも欲しがりそうな人だった。

「基準を満たせる保証人がこの世に存在しない人はどうしようもないんだから緩和か特例を」
とそのエリート社員や周囲の人間が訴えた。
が、上は
「もう決まったことだ」
と一蹴した。

正直 “マイナス評価” と言っても書類上の話だけにしたのかもしれんが、表向きは “保証人がいない信頼できない社員” 扱いされることは変わりなく。
そのエリート社員が転職を検討すると、本当に辞められると上層部も困るレベルの人なので会社も慰留をしたが、じゃあ
「その保証人のルールを緩和なりしてくれるのか」
と聞くと
「それはできない」
という。
結局、そのエリート社員は同業他社に転職していった。

転職先の同業他社の業績は伸び、うちは潰れるとかそんな大きなことにならないもののささやかに伸び悩んだ。

それだけが理由ではなかったが、後で色々問題が発生して、保証人の条件もずっと緩和されたが後の祭り。
めっちゃ仕事ができる人を1人失っただけに終わった。
なんだったんだろうな。


738: 名無しさん@おーぷん 20/04/20(月)12:45:28 ID:lu.30.L2
成果をあげたのに会社から信用されなかった人が、会社を信頼できずに辞めちゃっただけだなw



企業価値評価 【実践編】
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