624: 名無しさん@おーぷん 19/11/28(木)11:58:18 ID:Cg.vw.L3
十数年振りに幼馴染から手紙が来た。
自宅にではなく、実家にだけど。

私も幼馴染もお互いもうアラ還で、孫もいるお婆ちゃん。
ハガキには
『随分前に離婚して、娘夫婦・息子夫婦共に “性悪な配偶者” (とやら)のせいで不仲だ』
と書かれていた。
「友人の大切さに気がついた。また仲良くできたら。」
なんて書かれてあったけど、
(家族と疎遠で寂しくなったのですり寄ってきたのね)
としか思えなかった。

幼馴染は凄く気の強い女性だった。
容姿も頭もそれなりだったので一目は置かれていたものの、
自分を否定してきた(と幼馴染が判断した)相手には容赦なかった。
相手が逃げ出すか、屈服するまで言葉で叩きのめす。
感情的になってキツイ嫌味や罵声を浴びせることもよくあった。
そんな性格なので周囲に人はいないし、交友関係と呼べるものも仕事関係の人か、母親同士が親友で『仲良くしてあげて』と言われていた私くらい。




幼馴染との縁が切れたのは、彼女が仕事を辞めたことがきっかけ。
元々
「家事が好きじゃない」
と言って夫と子供に丸投げで、見かねた幼馴染母が度々家事をしに行ってはうちの母に愚痴っていた。
そんな生活を退職後も変えず、幼馴染の夫や子供達がイライラし始めたらしい。
でも何か言おうものなら家で暴れられるので言えず、幼馴染母に相談。
幼馴染母が実家に呼び、幼馴染に
「少しは家事をやるようにしなさい」
と言ったことでスイッチが入った。

幼馴染母には
「働いたこともないくせに偉そうに!」
幼馴染父には
「お前だって家事はロクに出来ないくせに、完璧にやってから言え!」
凄い怒声と物が割れる音が隣の家から聞こえてきたので、母と偶々その時に実家に帰っていた私が止めに入った。
それを幼馴染は、“親に加担した攻撃者” と判断したらしい。
物凄い罵声と嫌味を浴び、最終的に、
「お前らもうちの親と同じ人種だな。」
と吐き捨てられたことで、絶縁。
幼馴染親も、それからは一切関わらないようにしたみたい。

結果、それから数年で幼馴染は離婚。
現在、子供達とも疎遠になり、私にすり寄ってきたと。
幼馴染親は彼女からの手紙は読まずに捨てているらしい。
「読んでも気分が悪くなるだけだから。」
と。

母も、私にこの手紙を渡すか迷ったらしいけれど、
「自分で判断しなさい」
と渡してくれた。
結果、読んで
(相変わらずだなぁ)
と思っただけだった。



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