868: 名無しさん@おーぷん 19/09/02(月)20:18:33 ID:Px.bj.L5
十数年の結婚生活に終止符を打った。
多少のフェイクあり。

実家は日帰りは難しい程度に遠く、自営業をしている。
子供はおらず、嫁はパートをやっていた。
半年ほど前のことだが、昔同期だった女性Aから連絡があり、
「話したいことがあるので(嫁)には内緒で出てきて欲しい」
と言われて会った。

A夫婦は社内結婚で、一時期同じ社宅に住んでいたのでAと嫁も面識がある。
只事ではない口調に嫌な予感を抱きつつ会ったが、その予感は的中。
「(嫁)と(Aの旦那、以下B)が浮気している」
とのこと。
証拠は既に確保しており、画像や音声や行動メモのようなものを提示された。

Aが気付いたのはその更に数ヶ月ほど前のことで、気付いていることを悟られずに、言い逃れできない証拠を得るまで泳がせていたらしい。
「相手が知らない人ならすぐにも行動に起こすつもりだったけど、相手が元同期の奥さんなので相談してから」
と思ったそうだ。

Aと会った頃、俺にも別の悩み事があった。
一昨年実家の父が死んで兄が跡を継いでいるのだが、今年に入ってから兄から
「手伝ってくれないか」
と相談を受けていたんだ。
店自体は軌道に乗っており経営に不安はないが人手不足はいかんともしがたく、既に妹が手伝っている状況らしい。
実家の仕事は学生時代に手伝ったりして一通りは理解できているが、サラリーマンを辞めて転職となると俺一人で決められることではない。
又、現在地が地元なので『(嫁)は難色を示すだろうなぁ』と思い、
(どう相談するか)
と考えていた時だった。
俺自身にもまだ迷いがあったし。

とにかく
「少し待ってほしい」
と返事した。
「俺自身は情けないことに全く気付いておらずしばらく様子を見たいし、実はこういう話があって迷ってる時でもある」
と話した。
Aは『そう言うことなら当然だ』と、少し待ってくれることになった。




869: 名無しさん@おーぷん 19/09/02(月)20:18:46 ID:Px.bj.L5
それからというもの嫁の様子を観察していたが、驚くほどに俺の前では尻尾を出さない。
でも確かにあの音声は嫁の声、嫁のしゃべり口調だし、画像も合成でないなら間違いない。
それでこっそりボイスレコーダーを仕込んで出社した。
そしたらやっぱりAの言ったことは間違いなかった。
ついでに浮気の証拠も掴んだ。
そして決心がついた。
離婚することと転職と。

嫁には
「実家で店の経営のことで話し合いがあるから」
と嘘をついて有休をとり、実家に戻って兄に手伝うことにした事と
「こう言う事情で戻るのは少し先になる」
と話してきた。
それからAと会って、決心がついたので離婚して地元に戻る旨を話した。

元嫁は最初笑ってとぼけた。
「何言ってんの?私がそんなことするわけないじゃない。あははは」
と。
Aから譲り受けた画像をプリントアウトしたものと、ボイスレコーダーを見せると一転して
「本気だったわけじゃない。心はいつも(俺)君にあった」
と泣きながら訴えてきた。
「二度と会わない。二度と裏切らない。だから離婚だけは嫌」
でも、Aが持ってる方の音声はとてもそうは思えない内容だったし、何より俺自身がもうやり直す気はなかった。
そして慰謝料は請求しない代わりに財産分与もなしでの離婚を求めた。
「応じないなら裁判でもなんでもどうぞ」
と。
嫁が弁護士を雇うお金を渋るのは性格的に分かってたのでそう言ったんだが、予想通りそれで手を打ち、思ったよりスムーズに離婚は出来た。

Aの方も子供がいるぶん親権問題で多少揉めたようだが、どうにか決着がついた。
互いに正式に離婚した後、
双方が浮気相手に慰謝料を請求(と言う打ち合わせ済みだった)。

俺の方はどうせ会社に退職届も出してるし、Bには職場で
「(元嫁)とは離婚したから。
浮気相手のおまえにも慰謝料請求するんでよろしく」

と告げた。
その日はのどの調子が妙に良かったせいか、いつもよりちょっと発声が良かったかもw
近くにBの仲人だった部長がいることも確認していた。

Aの方は元嫁に慰謝料請求をしたものの『無い袖は振れぬ』と開き直られ、それでも弁護士を挟んで分割払いになったらしい。
「徹底的にやる」
と言ってたから、
「頑張れ」
と応援しておいた。

先月、会社を退職し今は地元に戻って家を借り、ようやくネット環境も整ったところ。
俺、Aがいなかったら本当に全く気付かずにアホ面さらして夫やってたわw
Aには感謝しかない。



魂心Tシャツ 夜露死苦(XLサイズTシャツ黒x文字白)