1095. 名無しさん 2019年08月31日 02:12 ID:jNUJHgZY0
因果応報というか、自業自得というか、そんな考え方じゃそうなるわ、と思ったこと。

他県に赴任していた弟が会社を辞めて(自己都合退職だけど実質的には追い出されたらしい)、両親のいる実家に戻ってきたがってるんだけど、家に入れたくない両親とバトルを繰り広げているらしい。

らしい、ばかりですみません、おいおい説明する。

1096. 1095 2019年08月31日 04:14 ID:jNUJHgZY0
すごい長文になっちゃった。

まず、弟は姉の私から見ると理系の素養はまったくないのに、『理系の男ってかっこいい』的な浅い考えで受験科目が少ない(=文系科目で点数を稼げばなんとかなる)大学の物理学科に進んだ。
だが、あっという間に授業についていけなくなり、転部の試験を受けて経済学部に移った。
文系なら弟はそれほど頭は悪くないから、まずまずの成績で卒業して、まずますの企業に就職できた。

弟は在学中から、1年後輩の前嫁さんとつき合っていた。
前嫁さんは化学を専攻していて、卒業後は中学校の理科の先生になった。
弟と前嫁さんが結婚したのは弟が28歳の時。
前嫁さんは27歳、顔合わせの時に
「教師になるのが夢でした、一生の仕事と思ってます」
と言っていた。
なのに結婚したら、何でだかうちの両親と同居してるし、教師はやめてるし、出来婚じゃないけどすぐ子供も生まれた。

私は
(結婚して子供も生まれたら考えも変わるよね)
と思っただけで気にしてなかった。
前嫁さんは頭が良くて優しくて話が上手で(さすが教師)、うちの両親もメロメロだった。




1097. 1096 2019年08月31日 04:16 ID:jNUJHgZY0
ある日、うちの夫が仕事でケガをして入院した。
命にかかわるものじゃなかったんだけど、会社と打ち合わせだ保険会社だ入院中の世話だと私がバタバタしていると、弟が現われて
「姉ちゃんも大変な時だから、甥くんたち(うちの息子二人。当時小学生)を預かってやるよ」
と言ってきた。
私は
「いやいいよ、うちの子たちも留守番はできる年だし、(前嫁)さんの方が赤ちゃん抱えて大変な時だから」
と断ったんだけど、弟は
「いいよいいよ、うちの子は女の子だから、(前嫁)も男の子と遊びたいんだよ」
と言い、息子たちを
「おじちゃんちで遊ぼうな、おばちゃんがご馳走作って待っててくれるぞー」
と連れ出してしまった。
息子たちも面白い実験遊びをしてくれる前嫁さんが大好きだったので、ほいほい連れ出されていった。
実は私もそれで助かったのは全く否定しないし、いまでも申し訳なく思っている。

夫も無事に退院した後しばらくして、弟が
「うちの子(姪)のために犬を飼ったから、甥くんたちも見においで」
と言ってきた。
またほいほい遊びに行く息子二人。
そして帰ってきて言うには、
「おじちゃん犬小屋作るって、材木とかいっぱい買ったんだけど、難しいからまだ作ってないんだってー」
弟は実はすさまじいぶきっちょ。
なので『日曜大工のできる男はかっこいい』くらいに思っただけで、私は
(きっといつまでも犬小屋はできないだろう)
と思った。

1098. 1097 2019年08月31日 04:18 ID:jNUJHgZY0
ある日、もらい物のおすそ分けに実家(上に書いたように、弟夫婦も同居)に行くと、庭にステキな犬小屋ができていた。
弟が庭に放りっぱなしにした材木が邪魔なので、前嫁さんが弟の許可を得て(←ここ大事)、作ったんだそうだ。

庭で犬と遊びながら前嫁さんと世間話をしていると、前嫁さんが家の中にいる両親に聞こえないよう小声で、
「あのね、お義姉さんだけに言うんですけど、(弟)さんには女性がいるみたいなんですよ。
もしかしたら……、もしかするかも知れません」

とつぶやいた。
私は仰天したが、前嫁さんは寂しそうに、
「私が馬鹿だったんです。
(弟)さんは私を愛してくれて、私のことを考えて色んなことをしてくれるって思ってたんです」
私「違ったの!?」
前嫁さん「あの人、私に “嫁いびり” してたんですよ。
私が困れば困るほど楽しかったみたい。
お義母さんやお義父さん(うちの両親)は本当に優しくしてくださるのに」

私「ああ……」
腑に落ちた。
結婚する時に両親と同居させたのも、教師を辞めさせたのも、すぐに子供を作って事実上家に押しこめることになったのも、うちの夫がケガした時に息子二人を預かったのも、前嫁さんを困らせるためだったんだ。
きっと私が知らないだけで、毎日のように何かされていたに違いない。

前嫁さん、
「それで、犬小屋のことで先日、口論になりましてね……。
あの人の言い分が
『お前は自分が何でもできると思ってる。俺を馬鹿にして見下して楽しいんだな。お前は傲慢だ、お前みたいな傲慢な女となんかもうやっていけない』
ですって。
勢いで口が滑ったんでしょうね、
『俺にはお前なんかより良くできた従順な女がいるんだ、お前なんかいなくてもちっとも困らない』
って。
それでもう私、心が折れちゃって……」

と。

1099. 1098 2019年08月31日 04:23 ID:jNUJHgZY0
なるほどね。
弟がいくら “嫁いびり” しても、前嫁さんが困るどころかやすやすとクリアしていくから、弟は我慢できなくなったんだな。
……バカだ。
バカ過ぎて泣けてくる。

私は涙ぐむ前嫁さんの肩を抱いて、
「私が言うことじゃないけど、別れなよ。
あなたは教師の資格と実績があるんだし、別れても何も困らないよ。
姪ちゃんのためにもあんな父親はいない方がいいよ」

とけしかけた。
そして前嫁さんは姪と犬を連れて、慰謝料と養育費と共に出ていった。
両親と私と夫と息子二人は泣いて見送った。

弟はその不倫相手の女を意気揚々と再婚相手として連れてきたんだが、なんと19歳。
その女と二言三言交わしただけで、うちの長男が
「俺、こんな頭の悪いおばさんなんかいらない」
と言い放ち、その一言をきっかけに、私たちと弟&再婚相手(=今嫁)とは絶縁した。

当然、会社にも未成年と不倫して離婚して不倫相手と再婚したってことが知れて、弟は他県に左遷された。
しかし弟は
『傲慢なヒス嫁を追い出して、おとなしい若い嫁を手に入れた俺はかっこいい』
と調子に乗ったようで、
左遷された支社で古くからの大口顧客にケンカを売り、支社の売り上げどころか支社そのものの存続を危うくさせ、会社にいられなくなった。
そして話は冒頭に戻る。

両親は弟と今嫁を家に入れることは、現在のところはないだろう。
もっと歳を取って、気弱になったり介護が必要になったりしたらわからないが。
うちはどうでもいい。
弟と今嫁の味方をするなら、両親とも絶縁するだけだ。



([お]9-1)困ってるひと (ポプラ文庫)