563: 名無しさん@おーぷん 19/06/27(木)09:09:02 ID:pI1
子供の頃からいつも、妹と喧嘩する母から
「お姉ちゃんなんだから」
と言われて、私にばかり我慢を強いるのが嫌で嫌で仕方がなかった。
妹は我儘で私のものを壊したり取ったり好き勝手してたのに、私の言い分は何一つ聞いてもらえず、いつも理不尽に叱られていた。

妹はとても容姿に恵まれていて、小さい頃から回りに『将来はアイドルになれる』と言われ、母もまんざらではなかったので余計に妹ばかりチヤホヤしていた。
でも高校生の時には何度かオーディション番組に応募もしたけど、妹は一次審査に受かっただけでどこも終了。

私が一番ショックだったのは、高校入試での保護者面談の前日。
母が
「友達から急にチケット譲って貰えたから」
とGLAYのコンサートに泊りで行ってしまった。
父は出張で留守だったし、泣いて「行かないで」と頼んでも、プラチナチケットだかなんだか知らないけどそっちを優先されてしまった。
その時、妹は泣いてる私を見て笑ってたんだ。
あの顔は生涯忘れない。

私はそんな母や妹との関係を嫌い、仕事人間の父も味方にはなって貰えなかったことから、県外の大学に進学を希望し、そのまま就職し結婚した。
子供が生まれてからも、遠いことを理由に滅多に帰省しなかった。

そのうち実家の隣家が売りに出された時に、そこを父親が買い取って土地を繋げ、古い家を建て替えて妹夫婦を住ませるようになった。
その後で父から
「こっちの家(実家)はいずれおまえに住んでもらう」
って突然一方的に言われた。
けど
「そのつもりはないから」
と断ってからは更に関係が悪化。
その頃から夫と子どもたちは一切連れて行っていないし、実家とは関わらせないようにしてきた。




564: 名無しさん@おーぷん 19/06/27(木)09:09:13 ID:pI1
数年前に父が急死した。
相続は法定通りにした。
妹から
「こんな時だけ実家に戻って貰うもんは貰うって厚かましい」
って言われたけど、
「あんたは親に家建ててもらってるでしょ。
本当ならその分差し引きできるんだよ?
実家に寄りつかないのは寄り付かない理由ってもんがあるんだよ」

って言ってやった。
家は父が出資して建てたが、名義は妹に変更されていて、変更に必要な費用等も父が用立てたと聞いていた(詳しいことは知らん)。

そして先日、父の三回忌があって帰省したら、
母が癌でステージ4だと告白された。
そして妹夫婦が離婚したことも知らされた。
理由とか特に聞いていない。
興味ないし。

その母から
「私が死んだらもう姉妹だけなんだから仲良くしなさいよ。
(妹)と(孫)ちゃんのことはあんたがしっかり面倒みていくんだよ」

って言われた。
「悪いけど私をあてにしないで。
お母さんが死んだらもうここに帰ってくる理由もないし」
って言葉が自然にサラッと口からこぼれた。
「お姉ちゃんでしょ!」
って言われたわw
「お父さんもお母さんも私の言葉には何一つ耳を傾けてくれなかったくせに今更何言ってんのw
この家(実家)を人に貸すなりすれば生活していけるでしょ。
私は何も要らない」

って言った。
妹にも
「今のうちに言っておくけど、今後、私をあてにしないで」
と言っておいた。

母親が近い将来死ぬかもしれないと思っても何の感情も湧かない。
葬式ぐらいは行くかも。
死んだことを確認するために。
これが夫や子供だと思うと死にたくなるぐらい悲しくて、想像するだけで泣いてしまうのに。
もっと早く縁を切れば良かった。
ほんの少しでも、
(もしかしたらいつか優しい言葉を掛けられるかも)
と思っていた自分が情けないし腹が立つ。

でも救いもある。
夫の両親がとても可愛がってくれること。
夫が一人っ子なので
「女の子が欲しかった~」
とか言って本当によくしてくれる。
私自身の親との確執も理解してくれていて、口出ししてくることもない。
義母はとても博識な方で色んな事を教えてくれるばかりか、子育てについても押し付けがましくなく、いい方向に導いてくれる。
こんな人たちの子に生まれたかった。


565: 名無しさん@おーぷん 19/06/27(木)15:39:39 ID:o8z
>>564
>こんな人たちの子に生まれたかった。

今が幸せならいいじゃないの
両親に可愛がられても、自身はいい家庭が築けない人もいる
それこそ妹さんのように
あとは自分がした苦労を子供にさせないだけ
幸せの連鎖を作り上げてください



Not My Family: When Ties Should Not Bind Fiction (English Edition)