140: 名無しさん@おーぷん 19/05/20(月)05:16:08 ID:pkU
無職の間も仕送りしていたのに、母親から屑扱いされて勝手に見合いをセッティングされたので、報復に仕送り止めてやった。

四十路女の愚痴混じりの長文です。
お目汚しかと思いますので、不愉快な方は読み飛ばしてください。

当方、独身四十路。
一昨年に勤め先の会社が倒産し無職に。
無職にはなったものの独り身で貯金はあるし、食うに困らない資格を持っていることもあって、急いで再就職をしようとはしなかった。

理由は二つあって、一つは趣味。
私の趣味は古城めぐりや神社仏閣詣で、高校生の頃から集めている御朱印は三冊目。
いただいた御朱印の墨痕をじっくり眺めて過ごす時間が何よりのリフレッシュ時間。
勤めているとまとまった長い休みは大型連休くらいしかとれないし、その時期はどこも混雑していてゆっくり観てまわることもできないから、いつかゆっくり観てまわりたかった。
二つ目は資格。
今持っている資格の上級版を含む、いくつかの資格取得を狙っていたからその勉強に時間を使いたかった。
なお、結婚願望そのものがないため婚活しようとはしなかった。

それが母親の目にどう映ったのか、祖父の法要で地元に戻った際に勝手にセッティングされた見合いの席に放り込まれた。

どうも母親は親戚に
「いい年をした娘が仕事もしないで遊び歩いている」
とマヤったらしく、それが尾びれ背びれがついて帰省した時には
「いい年をして親に金をもらって遊び暮らす放蕩娘」
に進化していた。
それを煽っていたのが実家同居の妹夫婦。
「こんな伯母ちゃんじゃ恥ずかしいよね」
って五人いる我が子に言っては人を笑いものにした。
集まっていた親戚に見当違いの説教をされ、法要もそこそこに軽く軟禁に近い扱いで見合い場所に押し込まれた。
(法要の後の食事が出た料亭がそのまま見合い会場で両親も私も黒装束のまま。)




見合い相手は、同じ無職の四十路男で職歴なしの実家暮らし。
親が土地持ちの公務員で、私にはモッタナイ見合い相手だと言われた。

141: 名無しさん@おーぷん 19/05/20(月)05:16:40 ID:pkU
見合い相手は「童〇乙www」と草を飛ばしたくなるような相手だった。
『四十路のババアなんてボクチンにふさわしくない、でもママンがどうしてもと言うから見合いしてやったんだ。
ほんとうは〇〇ちゃん(よく知らないが、たぶん秋元系のアイドル?)みたいな子がボクチンにはふさわしいんだ!』

アイドルオタクと御朱印オタク。
成立していたら世にも奇妙な夫婦が誕生しただろう。
「〇〇ちゃんみたいな子がいい。四十路のババアはお呼びではない」
とのことだったので、分を弁えてご辞退させていただきました。

相手方の母親が「今すぐにでも嫁に来い!」って感じの勢いで引き留めてくるから、このボクチンに手を焼いている日常がアリアリと浮かんできて笑いそうになった。
相手方の前で暴言を吐くほど幼くもないので、淡々と
「今日の見合いは勝手にセッティングされたもので、私に結婚の意思はない」
ということを伝えた。
どうも先方は私のことを親戚同様 “無職で遊び惚けている放蕩娘” だと思い込んでいたようで、
「勤め先が倒産してできた時間を使って資格取得に励んでいただけ」
と説明すると率直に驚かれた(趣味の方は言わなかった)。
幸い私がご破算と唱えたら先方は引き下がってくれたので、拗れることなくその場は終わった。

ただ両親がやけに相手の親に下手に出ているのが気になって問い詰めたら、
父親と妹旦那の就職先を世話してくれた見返りの見合いだった。
父親は定年後の再々就職、妹旦那は派遣切りに遭った後に再就職先を世話してもらったそうな。
(よくもまあ、ここまでコケにしてくれたな)
と言うのが私の率直な心境。

見合いをご破算にしたことで居残っていた親戚につるし上げを食らったので、その場で見当違いだった説教を論破した。
そのうえで、
「以後どれだけ実家の人間が困っていてもけして助けない。
社会に出てすぐの頃から育ててもらった恩返しと思って月5万の仕送りを開始した。
そのうち子供を作るだけ作って食わせていけない妹夫婦がぶら下がって、定年後も働いている両親が哀れだったから仕送り額を20万に増やした。
甥や姪の祝い事には直接参加できない代わりにお祝いを包んできたし、クリスマスプレゼントやお年玉だって欠かしたことはない。
遠距離に住んでいることもあってできることは限られていたけれど、できる限りのことはしてきた。
来年高校に進学する妹の長女の学費の援助依頼も母親からきていたし、前向きに考えていた。
挙句、この仕打ち。
それを笑って済ませられるほど私はお人好しじゃない。」

ということを説明した。

親戚は私が仕送りをしていたことを知らなかったようで、
「それでよく “放蕩娘” 扱いできたな」
と呆れていたけれど、私に言わせれば親戚も同類。
デモデモダッテ状態の母親と妹と、人を売らなきゃ就職もできない癖に謝罪もできない父親と妹旦那に、
「以後私から仕送りと学費の援助を期待するな」
と言い捨てて帰って来た。

今は無事再就職して、取得した資格のおかげで年収が前より大幅に増えたので悠々自適に暮らしている。
母親と妹からの泣き言混じりの援助依頼と親戚からのとりなしの電話が煩わしいことを除けば、不都合はない。
以前は仕送りにガッツリ毎月の収入を削られていたので、節約したり欲しい物を我慢したりすることもあったけど、もうその必要もない。
実家連中は勝手にやってろーと思ってる。



御破算で願いましては (バーズコミックス ガールズコレクション)