975: 名無しさん@おーぷん 2018/12/21(金)17:55:22 ID:9Rg
ありがちな意趣返しだけど。

私の会社では、仕事上運転することがある。
だけど会社の車好きの男性が
「女は運転が下手だ」
と主張して、女性と社用車を使うときは絶対に女性にはハンドルを握らせない。
数年前、納車したばかりだというご自慢の卵型した車高の低い車を前方不注意のオバサンに駐車場でベッコリやられてたのは確かだけど、
だからって毎回
「俺は女性の運転は信用しません。女性は運転下手なんだから命預けられない。」
と見下すように言われていたら誰だって腹が立つ。
なので奈良県に7人乗りの社用車で行く機会があったときに仕返されてた。

仕事を済ませてあとは会社に帰るだけのとき、国道が渋滞していた。
そこで乗り合わせてた奈良県出身のAさんが裏道を教えてくれた。
ただしそこは車の行き違いも出来ないほどの狭い道。
というか7人乗りの車では地元民なら通らない道らしい。
Aさんは
「この道は空いてますが、よく知り尽くした地元民しか使えませんから、私が運転しますよ」
と言ってくれたんだけど、その男性はAさんが何度説明してもハンドルを離さなかった。




確かにその道は国道より空いていた。
しかし、道の幅はなんと車幅を一回り大きくした程度。
しかも地元民は普通に使用している道路で、車通りは多く、対向車は途切れる事なくやってくる。
もちろん後続車もやってくる。
なので、スムーズにすれ違うにはコツがいる。
地元民はどうしたらそんなスムーズにやり過ごせるのか、不思議なほど華麗に対向車や後続車と意思疎通して走っていた。

この道では途中にあるいくつかのポイントで対向車をやり過ごさないといけないのだが…。
うまく説明できないけど、前方の車に引っ付いて何も考えずに突っ込んでしまうと、対向車をやり過ごすポイントに入れず、対向車にクラクションを鳴らされてキレられる。
対向車がジリジリにじり寄ってくるのでバックして一つ手前のやり過ごしポイントまで戻るも、後続車が詰めているので戻れない。
畑に車体を半分はめる形で無理やりやり過ごそうとしたら、相手とミラーが当たりそうになる。
なんとかやり過ごしたら前の車が先に行ってしまいおらず、自分がやり過ごしポイントに気づいてきちんと対向車をやり過ごさないといけない。
こちらが道をゆずらなければならない場面で気づかず突っ込むと、やはり対向車にキレられる。
Aさんは
「運転に自信があると言うから信頼してたのに」
と残念そうなため息。
あのときは地元民の皆様本当にご迷惑をおかけしました。

その男性が3回失敗したところで同乗者たちからクレームが出た。
それでも頑なにハンドルを離そうとせず、扉があけられる道幅のところで無理やり引っ剥がされて、運転席にはAさんが乗車。
その後、ミラーもろくに役に立たないような90度に曲がった道でも対向車と揉めることもなく、「よくこんな車体でこの細い道を躊躇なく走れるな」というくらいスムーズな走りで渋滞に巻き込まれずに戻ることができた。
Aさん、途中「脱輪するんじゃないか」というぐらいギリギリまで車を寄せるんだけど、本当にギリギリで止まるから、けして落ちることはなかった。

会社に戻ってからは同乗者たちがAさんを褒め称え、同時にその男性の醜態もいつの間にか広がっていた。
散々バカにした女性の足元にも及ばない運転技術を披露してしまったんだから仕方ない。
しかし、車好きなことと車の運転が上手いことって全く比例しないんだなぁ。



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