117: 名無しさん@おーぷん 2018/09/07(金)11:24:25 ID:Qyv
とある親戚の会合で、Aちゃん(中学生)が
「気分が悪い」
と言い出した。
Aちゃんを隣の部屋で休ませて、皆で入れ替わり立ち代わり様子を見に行っていたら、
伯父にあたるBが入室した途端、Aちゃんが吐いた。
Bは
「俺そんなに臭い?ごめんな」
とショックを受け、皆がBを責め出したらAちゃんが
「違うの。B伯父さんが悪いんでないの」
と言った。




様子がおかしいので皆で
「どうしたのか」
と訊くと、Aちゃんが
「実は通学電車で毎日、痴漢にあっている。
痴漢男の整髪料の臭いがBのと似ているので、臭いをかいだ瞬間気持ち悪くなった」

と言った。
そういえばAちゃんが「気分が悪い」と言った時、AちゃんとBの席は近かった。
A両親がAちゃんをなだめ、
「なぜもっと早く言わない」
「心配させたくなかった。親に痴漢なんて言うの恥ずかしかった」
「これからは車で送る」
等々会話をし、A家は泊まりの予定を切り上げて帰っていった。

その夜、大人たちで飲んでいるとC(Bの姉の夫)が深酒をし、
「懺悔する」
と言って泣き出した。
何とCは痴漢の常習犯だそうで、
「今までゲーム感覚で『よーし今日は3人に触るぞ』といったような軽い気持ちで痴漢をしていた。
しかし身内で赤ちゃんの時から知っているAちゃんがあんなに傷ついているのを見て反省した。
相手も人間なんだと思った。
今後は真人間になる」

という内容のことを言い、泣いていた。
俺たちは
「お…おう……」
とオロオロした。

しかしBが、姉のD(=Cの妻)に密告に行った。
Dは別室で女同士で飲んでいたが、Bに呼ばれ、泣いているCの懺悔を聞いて愕然。
翌朝、酔いがさめたCは全面否認したが、目撃証人が六人もいたため、問い詰められて再度ゲロった。
「もう二度としない。真人間になる」
とCは土下座したが、Dが
「子供相手に、気持ち悪い」
と拒否し、D両親が激怒して
「D、実家に帰ってこい」
と。

その後、BとD親がDの荷物を取りに行き、そのまま別居。
少しゴタついたが離婚した。

俺はAちゃんの従兄の立場で、当時大学生で、あれよあれよと見ていただけだった。
たった一日半で色々急展開して、濃い一日半だった。



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