722. 名無しさん 2018年07月05日 10:13 ID:NmF.Cd6p0
暴力注意です。

お互い結婚も視野に入れて付き合ってた彼氏の家に、初めて行った。
彼のご両親は仕事で海外在住で、家には彼と妹が住んでいるそう。
結婚となると家族とかの相性もあるから、そのあたりも判断してから決めたかったので、まだプロポーズはされてない・受けないって状況だった。
私の家は市の中心部だったが、彼の家は郊外。
一緒に遊ぶのはいつも中心部だったから、初めてのお宅訪問は緊張した。

妹さんは出かけてて不在だったが、すぐ戻るとのことだった。
家はキレイで、家族写真とかも飾ってて…。
その写真にうつってる妹さんを見て、心臓が呻いた。
直後、帰ってくる妹さん。
出迎える彼と、紹介される妹さん。
その妹さんの顔は、もちろん写真の顔と同じ。
私を高1のときに虐めてクラスでハブり、不登校の末の自主退学まで追い詰めたA子の顔と同じだった。




723. 名無しさん 2018年07月05日 10:14 ID:NmF.Cd6p0
後で聞いたが、私は顔が真っ白になるほど血の気が引いて、呪怨のオバケみたいになってたらしい。

そのままフラフラコテッって倒れ、救急車を呼ばれて…。
病院に一晩泊まって退院したあと、彼にA子にされたことを話した。
彼は驚いていたが、私は高校中退で、
「だからあまり昔のことは話したくない」
と前に言ってたから、すぐに納得してくれた。
1年のときに引きこもり中退した原因が妹のA子だと知って、
「妹がそんなことするなんて信じられないけど、(私)が嘘をついてるとは思えない」
って悩んでいた。

彼には
「A子と縁続きにはなれない」
と言い、
「別れましょう」
と告げた。
私と別れたくないようで、彼とはずっと話し合った。
彼は
「少なくとも妹には謝らせる」
と言って出ていった。

ある日、彼が
「A子を連れて(私の住むアパート)に行きたい」
と言った
(いまさら謝られても)
とも思ったが、とりあえずOKした。

うちに来たA子の顔はボコられたようでボロボロだった。
一応手当はされてたけど、ついさっき殴られたような鼻血の痕とか、腫れ上がったまぶたや涙の滲んだ目とか、ガーゼや絆創膏に隠れてない部分だけでも酷い状態だった。

724. 名無しさん 2018年07月05日 10:15 ID:NmF.Cd6p0
彼が言うには、
「(私)が言ったことは事実だったと認めた、でも妹は反省しなかった」
「それどころか『あんな××(差別的罵倒語)とは結婚反対』と」
「妹を甘やかした自分や親の責任」「ひとまず謝罪したい」
と。
そう言って頭を下げ、A子にも同じようにさせた。

ノロノロと土下座して謝罪の言葉をつぶやくように言うA子を見ても、特に何か思うことはなかったが、二人が帰ったあとでようやく
「ざまあみろ!」
って口に出し、されたことを思い出して泣いてしまった。
その後も何度か同じような “謝罪” をされた。
私が「もういい」「許す」って言うのを待ってたのかも知れない。

暴力を振るう彼には正直引いたけど、彼を嫌いにはなれなかった。
それでもA子と縁続きは嫌で、A子を許す気にもなれなかった。
A子による高1の直接のいじめだけでなく、その後の苦労は私自身のせいかもしれないけどA子に責任無いかって言われるとそうは思えなくて、そんな高校中退後のことに思い至らないA子の謝罪なんか割とどうでもよかった。
ただA子に新しい青タンや腫れが増えることだけが贖罪の印に思えた。

私はひたすら
「許す気にはなれない、帰って」
とだけ言い続けた。

725. 名無しさん 2018年07月05日 10:15 ID:NmF.Cd6p0
ある日、彼からA子が逃げたことを電話で告げられた。
「探し出して許されるまで謝らせる」
と言う彼に、
「A子のことは許さないし、もう私のことは忘れて別の人を好きになって」
「あなたのことは今でも好きだが、A子がどこかに居る限り私はあなたと一緒になれない」
と告げたら無言で切られた。

彼が諦めてくれたのか、それともA子を今でも探してるのか分からないが、「A子を許す」とも「A子に暴力はやめて」とも「A子をどうしろ」とも絶対に言わない自分は嫌な人間だと思う。



Cut Off (Breakers Book 5) (English Edition)