363: 名無しさん@おーぷん 2018/06/04(月)14:51:48 ID:aUu
もう十年ぐらい前、友人がゲーセンで絡まれた話。

当時、学校帰りは友人達と地元のゲーセンでたむろしていた。
俺たち以外にも他校の柄の悪いグループや不良の連中もいたが、ほぼ互いに不干渉で絡む事はなかった。

その日、なぜかジャンケンポンゲームで異様な盛り上がりを見せていた俺達グループから離れ、友人が一人太鼓の達人を楽しんでいた。




その友人に唐突に謎の親子が絡みだした。
「100円ちょうだい」
「こんな小さい子に100円くらい出したら?」
「なぁ、どこの学生よお前w」
お手本のようなDQNな身なりの親子に、友人は
「は?馬鹿じゃん」
と鼻で笑って吐き捨てると、その言葉にDQN親父が
「表出るかオイ?!」
と友人の肩を強く叩いた。

それまでニヤニヤと眺めて楽しんでいたが、さすがに行くかと音を立てて椅子から立ち上がったのだが、
何故かその場にいた俺達グループ以外(他校グループ、その他不良っぽい皆さん)も一斉に立ち上がってDQN親子を怖い顔で睨む形になった。
まったく示し合わせてないしそもそも名前も知らない、ただそのゲーセンでよく見るだけの方々がほぼ同時にだ。

謎の連帯感に戸惑いながらも睨み続けていると、DQN親子はまぁ、なんか勘違いしたのだろう。
引き攣った顔で小さい声で
「す、さ、さーせん…」
と言って小走りに逃げて行った。

彼らが店を出た後、なんか気まずい感じで他のグループに目を向けて、
「あの、どうもです」
と軽く頭を下げた友人に、各グループの人達もなんか半笑いで
「あぁ…」「まぁまぁ」「はは…」
などの反応。
かつてない一体感にふわふわとした気分を味わった若き日の思い出でした。



.hack// 絶対包囲 Vol.4