744: 名無しさん@おーぷん 2018/04/09(月)23:48:26 ID:WOZ
去年の夏の終わり頃の話。

就寝後、なんだか騒がしくて目が覚めてしまった。
時計を見るとちょうど丑三つ時。
深夜なのに窓の外から人の声がする。
寝ぼけ眼でカーテンの隙間から外を伺うと、
家の裏手にあるアパートの駐車場で複数の男女が花火をしていた。




ギャハギャハ笑いながら大声を上げ、花火を振り回しては駐車場を駆け回る痴態を晒す大人達に私はドン引き。
家とアパートの境目であるフェンスをよじ登るそぶりさえ見えて、流石に声を掛けようとした時それは起きた。
下の方から立て続けに鳴り響くけたたましい破裂音。
女の悲鳴と男の叫び声。

逃げ回るDQN達を2階の自室から眺めていた私だけど、ハッとして窓から顔を出して横を見たら、
隣の部屋の窓から弟が無心に爆竹を投げ落としていた。
ひとしきり爆竹の雨を降らせた弟は、DQN達が敗走したのを満足気に見届けた後、私にサムズアップして部屋に引っ込んでいった。

翌日の朝、こっそり弟に
「爆竹はマズイのでは」
と話しかけると、
「直接ぶつけていないからセーフ」
と悪い顔をされた。

厨二病怖い。



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