29: 名無しさん@おーぷん 2018/01/29(月)03:44:28 ID:qig
小学校時代、同学年のみならず下級生からもいじめられてた小柄な俺。
毎日必ずどこかに傷を作られ、執拗な精神攻撃の日々。
泣けばクラス全員による
「チビ」「ガリ」「泣き虫」
コール。
言い返したりやり返したら倍返し。
学級会や先生に何度も言っても注意してくれない。
学童では俺の気弱と学校全体に広がっていた「大丈夫感」につけこみ、年下からもからかわれるようになった。




やがて耐えられなくなった俺は飛び降り自殺を考え始めるようになり、齢10才にしてビルの屋上の柵まで迫った。
そこでふと
「なんでいじめっ子のやつらのために死ななきゃならないの?」
「そうだ、自分が死ぬくらいだったらいっそのことあいつら殺そう」
と思い至った。

しかし殺し方と言っても、夕方のサスペンスで仕入れた包丁での刺殺やロープでの絞殺は
「体格的に負ける」
と断念。
そんな時に某コメディ洋画で、泥棒二人を少年がビルの上からレンガを落として撃退するシーンを見て
「これだ!」
と閃いた。

とはいえ結局、転校・引っ越しが決まった俺は、最後の登校日の終業式後、主犯格の同学年男子ABCを偽ラブレターで校舎裏の三ヶ所に呼び出した。
そして数十日間、各地点の真上の空き教室の窓からレンガを真下に落とす練習を重ねた俺は、これまでの練習通りにA地点で両手2つの最初のレンガを放した。
瞬時に隠れた俺は鈍い音だけを聞きながら姿を隠したままB→C地点を移動。
同じことを2回繰り返して急いで帰宅。
引っ越しの電車で地元をあとにした。

引っ越し先でも連絡や聴取は一切なかったから、あいつらがどうなったかは知らない。
ひょっとしたら当たらなかったかもしれないしね。



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