47: 名無しさん@おーぷん 2018/01/26(金)21:22:02 ID:CTR
オカルト注意。


どこの家庭でも何かしら問題抱えてると思うんだけど、うちは父が人格破綻者で金銭感覚おかしい人だった。

少し普通の家庭と違っていたのは、母が副業をしていたらしいこと。
その副業が呪いの類い。
私は母がそれっぽい儀式?みたいなのをするときに居合わせたし、意味なんかも説明された。
けど、弟は一回も居合わせたことはなかったのでそれについて聞くと、
「女にしか継ぐことができないから儀式の間は家が男子禁制になる」
んだと。
私が母の仕事を継ぐ場合、
「後継者の証的なものを渡す」
と言われていた。
純金の鬼の判子みたいなやつだったと思う。

私が成人する直前くらいの時期に、母がおかしくなった。
家中の通帳をハサミで切り刻んだり縫い針をばらまいたりしていた。
女の子がかかれた古い紙を丸めたり開いたりしていたのは怖かったな。




母の様子が本当に怖かったから、近所に住んでいた祖母に連絡して自宅に来てもらった。
祖母は母に何が起きているのか分かったようで、
「(父)が仕事から帰宅したら(祖母宅)へ連れてくるように」
と言い残して母を祖母宅に連れていってくれた。

単刀直入に言えば、
父が金の判子を売っ払ったんだよね。
どうやったんだか知らんけど、
「溶かして原型無くして売った」
んだと。
「だって娘が成人するから高い店で酒飲みたかったんだもん」
って。
もちろん成人した祝いに娘と酒を酌み交わすのではなく、娘が成人するのを話のタネに娘と変わらない歳の女の子はべらせて飲みたかったみたい。

祖母が、
「この家は終わった」「女孫いても憑かせるもんがなくなった」
と肩を震わせて泣いていたのを覚えている

それが売られてから半月後。
父は動脈が破裂して亡くなった。
おかしくなったままの母は、火葬場で父と共に焼かれようとして入院になった。
その母も退院することなく翌年亡くなった。


学生の身で2度も立て続けに親の葬式の喪主になったのが修羅場。
親族への連絡から葬儀の手配から相続の手続きから、本当に大変だった。
顔も知らない親戚のおじさんに序列がどうとか凄く叱られたし、親戚の葬式にもろくに関わったことのない二十歳には勉強になったけどキツかった。

祖母の三回忌が近いので思い出して書いてみた。



死印 “開封厳禁! 呪われた限定版