808: 名無しさん@おーぷん 2017/12/23(土)01:07:12 ID:oSc
ガチでやってる武道団体って中級者より上は若干おかしい人が多くて、
・師範が弟子をひとり指名して見本で技を掛ける。
→頭から投げ落とされて昏倒。
→それを見て他の弟子が一斉に駆け寄る。
→手当てどころか心配すらせず
「どんな技だった!?どんな感触だった!?」
と質問攻め。
…こういう光景が日常茶飯事だったりする。
そんな団体に所属してた時のおはなし。

うちの師匠は登山が趣味で、俺たちにも
「修行にいい」
とか言ってよく山登りを薦めてた。
それを受けて俺と同門のAとBの三人で、ちょっと険しい山へ日帰りで入った帰り道。




当時は山ガールとか森ガールとか言われて女の子の登山が流行った時期で、後で知ったけどそういう子を狙った強姦や強盗の被害が全国的に結構多かったらしい。
山奥だから目撃者がいないし、見つかっても逃げやすいからなんだろう。
俺たちもそういう現場に出くわしてしまった。
登山道から外れた沢の外れで、明らかに和姦じゃない様子でおっさんが女の子に抱き付いて体をまさぐってた。

ここで普通なら助けなきゃと思うんだろうけど、上で書いたように俺たちはちょっとネジが外れてたもんで、三人同時に
ピキーン
と閃いたのが
「実戦で掛け試しができる!!(歓喜」
だった。

ジャンケンしてA・俺・Bの順でやると決めてから、ちょっと迂回してなるべく足音を消して背後に忍び寄り、作戦決行。
A:上に乗ってるおっさんの眼窩に指を引っ掛けて投げ飛ばす。
3mぐらい転がっておっさんの片目血まみれ。
俺:襟首掴んで起こして往復ビンタ。
本気で殴ったから物凄い音がして歯が何本か飛んだ。
B:ワンインチパンチ(詳細はググる)。
おっさん5mぐらい吹っ飛んで仰向けで呻いたまま動かなくなる。


最初はもっと色々やろうかと思ってたけど、
(さすがにこれ以上やったら死ぬな)
と実感してここで打ち切り。
半ば戦利品・半ば復讐の武器を取り上げる目的でナイフとロープを奪って、興奮さめやらぬまま即席実戦稽古の反省会をしながら山を下りて、
「そういやあの女の子どうした?」
と気付いたのは帰りの電車に乗った後だった。
さすがに社会的にヤバいのはわかってるので
「三人だけの秘密」
としてそのまま解散。
幸いニュースにもならなかった。


自分達というよりおっさんの、それよりも女の子にとっての修羅場だったよなあ、と今になって思います。



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