605: 名無しさん@おーぷん 2017/12/10(日)11:40:59 ID:???
自分の性格悪すぎて誰にも話せないけど、吐き出したいのでチラ裏に。


中学生のころ、廃部寸前の美術部でできた絵描きの知り合いが二人(AとB)いた。
A:2つ上。親に金かけてもらって小学生の頃から画塾に通い、代○ニ出身、絵の仕事につけず親のコネで就職。
B:同じ年。家が貧乏なので苦学生ながら就職のち結婚、旦那さんが趣味に理解があり、絵を描く環境を整えてもらった。

Aは絵を描くのは好きだけど、他人の模倣、流行りモノが好きって感じだった。
対してBは変わった感性を持っていて、今思えば軽く自閉症かもしれないんだけど、目を引く構図を描く人だった。
Bは度々美術で作ったもので賞を貰ってた。

AもBも同じ趣味同士として表面上仲良くしてたんだけど、画材道具を持たず学校で配布されるわら半紙にシャーペンで絵を描くBのことを、Aは影で馬鹿にしていた。
だけど例えわら半紙でも、Bの描く絵はAの絵と違って目を引いた。
うまい下手じゃなく、目を引くものがあった。
生まれて初めて
(ああこれが才能ってやつなのか)
と才能を形で見たのもBの絵が初めてかもしれない。




卒業後、Aはそのまま絵の道に進んだけど、泣かず飛ばずで散々人に愚痴ったあと、最後には
「絵を描くことが苦痛だ」
と上達の道を投げてしまった。
逆にBは自分でお金を稼げるようになってから、スケッチブックを買ったり、いろんな絵の具を買ったり、結婚してからはPhotoshopを使ってパソコンで描くようになったり、絵だけでなく粘土細工まで始めたりしてしまった。

だけど絵の勉強をしてこなかったBは、私から見ても色を塗るのが下手だった。
AはそんなBの塗りを笑い物にしまくってた。
Bの線画を塗ってBが練習して塗ったものと並べて比較して、見下してもいた。
でもBはすごかった。
Aが極めたのはアニメ塗りだけど、Bはそれだけでなく、透き通るような水彩の絵と、油絵のような厚塗りの塗り方を独学で身につけた。
たった半年足らずで身につけたそれはAにはできない塗り方だった。
pi◯ivに投稿した絵も、Aよりも評価が良かった。

そしたら今度は、Aが
「Bはわしが育てた」
と、どこぞの野球の人みたいなことを吹聴し始めた。
まさに虎の威を借る狐。

そこで誰かがAとBのコラボを提案した。
同じキャラを二人で並べて描くというものだったけど、
Bが描いたあと、Aは見事に逃げた。
Aは
「家で不幸ごとが~」「実は結婚が控えてて~」「今病気で~」
と何だかんだよくある言い訳を並べ立てた。
「えぇ!?Aさんネトゲで男あさりに夢中で、この前も誰ソレと会うとかでドコソコに行ってたじゃないですかぁ~!!」
とバラしたらブロックされた。

Aの虚栄心満たすための自慢話を聞かされるのがウンザリだったからブロックされてむしろ好都合だったんだけど、しばしの間サブ垢でニラヲチは継続した。


それから8年、Bはネットもほぼ引退し、たまに絵の仕事をしてお小遣い稼ぎしてる。
それに対し、久々に覗いた三十半ばのAは、未だにネットで男アサリしてユーチューバー等に絵を献上して媚びている。



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