640: 名無しさん@おーぷん 2017/10/23(月)16:56:35 ID:mCE
就職したばかりの時。
メールがまだ普及していなかったので、朝9時の始業とともに取引先からじゃんじゃん電話がかかってきた。
私は新人なので、
「電話にはできる限り出ること、そうすれば取引先の名前も早く覚えられる。」
という上司の指導で、鳴った電話はワンコールが終わる前に飛びついていた。
ほとんど、というか1件だけを除いて、私が
「お早うございます、××(社名)でございます」
と出れば、
「○○の件で、△△課の□□さんをお願いします」
という当たり前のやり取りだった。




だが、1件というか1人だけ、
「あー?(↑語尾を上げる調子で)、男の人に代わって~(↓ダルそうに)」
「はい?」
「だ・か・ら、オ・ト・コ・の社員に代わって。女のあんたじゃわかんないでしょ」
という、会社員とは思えない失礼な言い方をする取引先(声からして中年のおっさん)がいた。
この取引先の、弊社の担当者は決まっていたので、最初からその人を指名すればいいものを電話をかけてくるたびにこれをやる。

何度かこの電話を受けた後、いい加減ムカついたので、
相手が
「あー?」
と始めた途端に、
思いきり息を吸い込んで
「(取引先)の※※様ですね!いつもお世話になります!」
と、腹式呼吸の大声でかぶせてやった。

学生時代は合唱団だったからね、私の大声がアナログ電話の向こうでバリバリ割れるのがわかった。
相手はギクッとした様子で
「怒鳴らなくても聞こえるよ!?」
「すみません回線の調子が悪くてっ!それで(担当者)におつなぎしますかっ!」
相手は
「だから怒らなくても聞こえてるよ………」
と急に勢いがなくなった。
私は送話口をわざと手でふさがないで
「(担当者)さぁんっ!(取引先)の※※様から外線2番っ!」
ってやってやった。

次の電話から、この取引先も普通に
「(担当者)さんをお願いします」
と言うようになった。
「なめられたら強く出なきゃダメだ」
ということを学んだ。

というか、女の大声くらいでビビるなよおっさん。



覚醒する心体―こころの自然/からだの自然