771: 名無しさん@おーぷん 2017/10/26(木)10:29:53 ID:Xhh
20年ちょい前、九州某所の私の地元に初めて24時間営業のコンビニができた。
その年の夏休みに駄菓子屋のおばあちゃんが暑さにやられて寝込んでしまったので、友達とお小遣い握り締めてコンビニに行き、アイスを買うのが定番になった。
当時60円くらいで売っていたあるアイスが人気だった。

そのアイスは当たりつきで、全然当たらないんだけど、夏休みの最後のほうで友達がついに当たりを引いた。
「お店で交換!」
と子供数人でコンビニに行ったところ、レジのおばちゃんに
「汚い!なんなの。そんなゴミ持ってこないで」
とものすごい顔で怒られた。
もちろんお店に持ってくる前に綺麗に洗ってて、ビニール袋に入れてたのに、
「当たったんで交換して欲しいんですけど」
とおずおず申し出たのに、
「あーあーこれだから田舎は嫌だ」
と、こちらを見もしなかった。




落ち込みながらコンビニを出たら、コンビニ裏手の工場の作業着を着たおじさんたちに呼び止められた。
「今の見てたよ。ちょっと待ってて」
と言われて素直に店の前で待ってたら、すぐにおじさんたちが袋を持って帰ってきた。
その袋の中にはざっと30本近い当たり棒がw
おじさんたちに
「一緒に交換に行こう」
と言われ、全員でぞろぞろコンビニへ。
一番体の大きなおじさんが
「当たったんで交換してもらえます?」
と袋を突き出したら、おばちゃんは何も言わずに当たり棒(洗ってないのか汚いw)を数えて本数分のアイスを袋に入れてよこした。

工場横の公園でおじさんたちにアイスをもらって皆で食べながら話を聞いたところ、おじさんたちは敷地内の寮に住み込んでいて、
「夏場は毎日コンビニでアイスを買うので当たり棒がたまっていたけど、交換しにいくのが恥ずかしくてなんとなくためてた。
いいきっかけになったよ」

と笑ってた。
その後はコンビニのおばちゃんの悪口大会になって、
「東京から来たオーナーの嫁だから高飛車なんだ」「年増のくせに色目使って気持ち悪いんだ」
とか言ってたのを覚えてるw


中学になって関東に引越し、三十路になって昨日ようやく地元に戻ってきたところ、工場もコンビニも潰れててイ○ンになってて切なくなった。



怒り、八つ当たり (1985年) (三一新書)