904: 名無しさん@おーぷん 2017/10/11(水)20:35:38 ID:lJk
それが許される時代で、なおかつド田舎だったから出来たこと。


俺が小学生の頃、近所に悪ガキの集団(といっても3~4人)がいた。
こいつらがとにかく人の作ったものを壊しまくってた。
工作の時間で作ったちょっとした小物や、手作りのおもちゃとか。

特に被害にあったのが、冬場に作った雪だるまやかまくら。
なにせ物が物だから、親からそいつらの親に苦情を言っても
「子供のやることだから」
と相手にされなかった。
悪ガキどもは体格のいい奴らがそろっていたから、殴りかかったところで敵わなかった。

そんな冬のある時、じいちゃん子だった友達が亡くなったじいちゃんに生前作ってもらって大事にしてた凧をそいつらに破かれたことで、俺達のグループ全員がぶちきれた。




高校生だった兄貴が何かで読んだという話を元に作戦を立て、家の許可を貰って田んぼの中に雪で大型のかまくらを建設し、町内の掲示板やかまくらの入り口に棒を立てて
『さわらないでください』
と貼り紙をし、親に頼んで近所にも注意を回して貰った。
せっかくなのでと見た目にも凝って、ちょっとした砦みたいな感じに仕上げた。
それまでの経験から
(あいつらは1番ダメージの大きい完成間際を狙ってくるだろう)
と思ってたので、
その頃になったら入り口に柵を設置して、中に友達の家から借りてきた犬を放した。

この犬、しつけに失敗して誰彼構わず吠えるわ咬むわの問題犬。
次の日の朝、起きたら外が騒がしいので行ってみたら、かまくらには大穴があき、周囲にはスコップや手袋や長靴や布の切れ端が散乱していて、側では親達が大声で言い争っていた。

あいつらが夜中にやって来ていつも通りに壊し始めたら、
開いた穴から寝てるところを叩き起こされて激怒した猛犬注意が飛び出して悪ガキどもに襲いかかったらしい。
あいつらは全身ずたぼろで泣きながら家に逃げ帰ったとか(厚着だったので怪我はほとんどなかった)。

それ以来、その悪ガキに絡まれた時は後ろから犬の鳴き真似してやったら面白いようにビビるようになり、それを繰り返していたらその内絡まれることもなくなった。

905: 名無しさん@おーぷん 2017/10/11(水)20:49:11 ID:lJk
おまけ。

悪ガキの親達が怒ったのは怪我よりも、
「新品の防寒着一式を廃材にされた、弁償しろ!」
的なことだったらしい。
これに対して家の親達は
「子供達が一生懸命作っていたのは知ってたはず、それを壊すとは何事だ」
「触るなと貼り紙もしてあった、注意も回した、それを触るだけならともかく壊すとは」
「お宅のバカガキのせいで家の愛犬が行方不明、見つからなかったらどう責任とるんだ」

とまくし立て、結局悪ガキの親達は引き下がったらしい。

ちなみに例の猛犬注意はその日の夕方には帰って来て
“腹減ったー”
と吠えていたそうだ。
後に専門家を頼んで性格を直して貰ったそうで、しばらくしてその友達の家に遊びに行ったら驚くほどおとなしくなっていた。

終わり。



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