991: 名無しさん@おーぷん 2017/05/27(土)23:04:15 ID:Oi0
祖父が再婚しようとした時(祖母は鬼籍)、後妻さんに向かって
「財産狙い保険金狙い」「家を乗っ取る気か」「祖父の金を使い込むんだろう」
と口汚く罵り、 “悪口は自己紹介” を地で行った、叔父一家。
(ここでは後妻と書くけど)後妻さんはそれを見越して、祖父とは内縁関係・事実婚で通した。

祖父が他界すると四十九日も終わらぬうちに、叔父一家は後妻さんに
「この家から早く出て行け、おまえのものは何もない、家から何も持ち出すな」
とギャンギャン。
後妻さんは
「はいはい」
と身一つで出て行った。




うち(両親・兄・私)は後妻さんが好きだったし、祖父を最期まで見てくれたことにも感謝していたので、
「(兄が結婚して独立したので)あいた部屋があるからうちで暮らしませんか」
と誘ったら、
「いえ、お父さま(祖父)がお元気なうちから身の振り方は話し合って決めてました。遊びに来てくださいね」
と言ってくれたので、遊びに行った。

995: 991 2017/05/27(土)23:06:24 ID:Oi0
………高齢者用高級マンションだった。
豪華で広い居室、花いっぱいの庭、レストランにティーラウンジに、大浴場に娯楽室に図書室…と、そこらの高級ホテルよりはるかにステキ。いや高級ホテルもよく知らないけど。
健康面も、病院と提携して健康診断や、病気やけがをした時のケアもばっちり。
介護士も看護師も常駐、最期の時まで心配なし!

いいいいいいったいいくらかかるんだ、祖父の財産じゃ無理無理無理。
というか後妻さんは祖父のお金には一銭も手を付けてない。

後妻さん、超資産家の一族の、最後の1人だった。
一族の金がらみのゴタゴタに嫌気がさして、高校を卒業してから家出同然に遠くの町で就職。
ずっと独身で働いてきたが、仕事で知り合った祖父のお人好しなところに惚れて
「一緒にいてください、介護もお任せください」
と押しかけ女房(結局、介護は必要にならなかったが)。
そんなことをしているうちに、資産家の一族は次々に他界。
はたと気づけば財産総取り。

996: 991・995 2017/05/27(土)23:07:13 ID:Oi0
もうおわかりですね。
後妻さんが内縁のままだったのは『(祖父)の財産を狙っていると思われるのが嫌だった』のではなく、
『(祖父)の血縁が自分の財産を狙ってくるのが嫌だった』
からだったんですね。
そりゃ、あの叔父一家を見てればそう思うだろう。
うっかり祖父と籍を入れて金持ちだってことがばれたら、マジで叔父にコロされてたかもしれないし。

叔父一家は『一文無しのババア(と思っている)』と関わる気はないので、後妻さんが今どこでどうしているかを全く知らないことが幸いだ。
ま、どっちにしろ赤の他人だから関係ないしね。



ナイナイ し・と・こ