863: 名無しさん@おーぷん 2017/02/12(日)15:15:10 ID:Chr
従兄弟が何人かの男子を率いて
「教科書が無くなったーお前が隠したんだろー」
って同じクラスの女の子を虐めてた時。
従兄弟の所業は伝え聞いてたけど当時私は三年生。
受験も近かったから、悪いけど二年生の揉め事とか正直どうでもよかった。

どうでもよかったのに、従兄弟が私にこっそり告白してくれた。
「本当はなくしたかもしれない」
って。
なんで私に告白したんだろうね…別にそんなに仲良くなかったのに。




伯母が怖くて何も言えなかったんだってさ。
「嘘ついて教科書の紛失を誤魔化したせいで、(伯母)は俺がいじめられたと思って怒ってる。
今さら本当のこと言い出せない」

あんまり上手に喋れるタイプじゃなかったから実際はもっと支離滅裂だったけど、大体こんな感じの供述だった。
「教科書を隠したと疑う相手は別に誰でもよかった」
って。

流石にこんな話を打ち明けられて放っておくわけにはいかなかったから、
(1)余った教科書が置いてある物置みたいな教室から、従兄弟がなくしたのと同じ教科書をこっそり引っ張り出してくる。
(2)引っ掻き傷を作って少しボロボロにする。
(3)従兄弟の家の靴箱の裏側に置く。
(4)「あったよー!」
そんなこんなで従兄弟の教科書は発見された(ことになった)。
従兄弟は釈然としない様子だった。
そりゃそうだ。

私は従兄弟に
「教科書見つかってよかったねぇ」「なんで靴箱の裏にあったんだろうねぇ」
ってすっとぼけた顔して言いまくった。
これがきっかけで女の子へのいじめは収まった模様。
少なくとも私が卒業するまでは二年生関連で殺伐した話を聞くことはなくなった。

だけど新たに別の問題が浮上した。
元から従兄弟はそんなに学校好きそうなタイプじゃなかったけど、これが原因の一つになったかもしれないね。
従兄弟、学校行かなくなっちゃった。
まあ今はちょっと変わった形式ではあるけど学校には通えてるから結果オーライということで。



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