572: 名無しさん@おーぷん 2016/11/10(木)09:41:05 ID:DVb
サークルの飲み会で、必ず誰かを酔い潰させてお持ち帰りしようとするゲス男がいた。
毎回、周りが注意しているから未遂で終わるのだけど、鬱陶しいことこの上ない。

ある時、幹事がバイト先で知り合った友人の女性(友子さんとする)を連れてきた。
口数があまり多くない清楚系の美人という、ゲス男が好みのタイプだった。
当然
(幹事が血迷ったか?)
と焦ったが、幹事は
「彼女なら大丈夫」
と言うだけ。

飲み会開始早々、友子さんにお酒を勧めまくるゲス男。
「あまり飲めないんですよ」
とやんわり断る友子さん。
「これならジュースみたいだから大丈夫」
と諦めないゲス男。




すると友子さん、
「そこまで言うならゲス男さんのオススメを一緒に飲みましょうか」
と承諾。
周りがハラハラしながら成り行きを見守っていると、
小一時間後に潰されかけていたのはゲス男だった。

まだまだ涼しい顔の友子さん、
「ほんとにジュースみたいなのばかりですね、他には無いんですか?」
とまだまだ飲む気満々。
「お酒あまり飲めないんじゃ?」
とゲス男が尋ねると、
「ええ、家族の中では一番弱いんです」
と。
「一人で日本酒二升とか、ワイン三本とか空けられないんですよねー」
と笑いながら答える友子さんに、ゲス男の顔が引きつっていた。

そしてゲス男、飲み会途中で会費を置いて逃走。
去り際に、
「また一緒に飲みましょうね」
と笑顔の友子さん。
幹事に
「強いと言ってたのに大したことない」
と関西風の方言で言って、飲みまくっていた。

それからの飲み会は平和そのもので、
「友子さん呼ぼうか」
と言うだけでゲス男は逃げるようになった。

余談だが、友子さんの口数が少なかったのは、油断したら方言が丸出しになるのが恥ずかしいからとの事だった。
日本一お酒の消費が多い県の出身らしい。

以上、幹事がやった仕返しでした。



キングオブプロレスリング 11弾 C YOSHI-HASHI/潰す!(レスラー)BT11-050