203. 名無しさん 2016年05月01日 14:38 ID:LVkcrTc.0
もうだいぶ昔の話ですが投下。フェイク有りです。
復讐になっているかは分かりませんが…。


中学二年生の時の家庭教師が最低のセクハラ野郎だった。
仮にそいつをAとする。
Aはハゲでデブの六十代のオッサンだったが、非常識極まりなく週6で私の家に居座り、私の学校が休みの日なんかは朝の7時から夜の1時まで私の部屋にずっといた。
元々は学力が最底辺な私を見かねた叔母が口コミで知ったAを紹介してきたのが始まり。
Aは厳しいことで有名な家庭教師で、私が問題を間違える度に激しく叱咤し怒号を浴びせた。
だが熱心と言えば熱心なので祖父母(当時私は祖父母の家で暮らしていた。)はAを信頼し、また私もそんな祖父母の期待に答えようと厳しい授業に耐えた。




204. 名無しさん 2016年05月01日 14:49 ID:LVkcrTc.0
私が中学三年生に上がった頃からAの不可解な言動が始まった。
「私ちゃんの泣いてる顔でオ〇ニーした」
「私ちゃんは僕が好きなA〇女優に似てる」
「私ちゃんセクロスしたことないでしょ?ク〇ニって気持ちいいんだよ」

等々。
今思い出しても吐き気がするが、当時の私はただ笑ってやり過ごすしかなかった。
単純にAの存在が怖くて仕方なかった。
そういった発言を授業の間の休憩に何度も言われ、抵抗しない私を前に調子に乗ったAはどんどんエスカレートしていった。

流石に耐えられなくなり一度
「やめてください」
と訴えるも、
「本当は私ちゃんも好きなんでしょ」
と胸をさわられた。
その日は授業なんか頭に入ってこなかった。

205. 名無しさん 2016年05月01日 15:07 ID:LVkcrTc.0
Aは私に毎授業キスしてくるようになった。
ある日は押し倒され、キスされながら胸を揉まれ下半身をさわられた。
Aの教え方が上手いと言うよりも
(覚えなければ怒鳴られる)
という緊張のもと勉強したせいか、私の成績は鰻登りだったので家族は更にAを信用していった。
「Aさんのおかげね」
なんてニコニコと嬉しそうな祖母を見たら「家庭教師を辞めたい」なんて言えなかった。

だが祖父は私の様子がおかしいことに気付いてしまった。
元々厳格な祖父は、私の成績が伸びたことをAに感謝していたものの、朝から晩まで家に入り浸っている点は良く思ってなかった。
泣きながら全てを打ち明けると、私が学校に行っている間にAに話をつけてくれた。
帰ってきた私を待っていたのは、
「Aが解雇になった」
という知らせだった。

206. 名無しさん 2016年05月01日 15:20 ID:LVkcrTc.0
だが安心したのは束の間、とある出来事がおきた。
次の日私が下校しようとしたら、なんとAが私の学校の前で待ち伏せしていたのである。
その時1人だった私は訳が分からず号泣。
Aに
「車に乗れ」
と言われたが必死に抵抗すると、私に手紙を渡し
「明日もくるから」
と言い残して去っていた。

手紙を開封しまた号泣。
そこには祖父の悪口、私への気持ちが綴られていた。
「(祖父)は気持ち悪いロリコン、私ちゃんの事を狙っている」
と書かれており、僕は祖父から私ちゃんを守ろうとしていたんだ等、意味不明な言葉が並んでいた。
気持ち悪すぎて吐いた。
ふつふつとした怒りがこみあげてきたのを覚えている。
私へのセクハラだけなら泣き寝入りするつもりだったが、大切な家族を侮辱されたのが何より腹立たしかった。
Aは
「また明日ここに来る」
と言っていたので、そこで復讐してやろうと思った。

207. 名無しさん 2016年05月01日 15:43 ID:LVkcrTc.0
案の定次の日もAは来た。
ドクドクと激しくなる鼓動を抑え、私は平常心を保った。
にこやかに微笑みかけると、Aは嬉しそうに私に駆け寄ってきた。
Aは
「人が来る前に僕の車に乗ろう」
と言い、私も頷く。
学校の前に停めた車にいそいそと私を乗せようとしたAを尻目に、私な大声で叫んだ。
「助けてーー!!!誰かーー!!」
慌てたAが私の口を抑えようとするも時すでに遅し。
すぐに学校関係者が出てきてAは取り押さえられた。
「助けてー助けてー」
と叫んでいるうちに私は今までの色々な事を思い出してしまい、気付いたら大泣きしていた。
部活帰りの生徒がなんだなんだと騒ぎ出し、心配したギャラリーが私に駆け寄ってくる。
私の復讐はあっけなく終わった。


その後Aがどうなったのかは知るよしもないですが、復讐まとめなどを読んでいるともっとやってやれば良かったと思わなくもありません。
たいしたことのないしょぼい復讐な上に、尻すぼみになってしまって申し訳ないです。
その後自己流で勉強し、一応Aと目指していた志望校よりさらに上の高校に進学し無事卒業したので、記念に書き込ませて頂きました。



頑張ったやん―真っ暗なトンネルを走り続けて光を見た