51. 名無しさん 2015年10月24日 16:15 ID:.fRNxy.I0
小学生高学年当時、ある女子(A子とする)に嫌われていた。
5-6年はクラス替えが無かったんで、5年の終わりごろからいじめに近い状態になった。
理由は
「(俺)が臭いから」
と。
ただ、それを言うのは基本的にそのA子ととりまきだけ。
とりまきもA子が言うから同調してるだけで、単独ではA子ほど言ってるわけでもなかったんだが。

俺は汗かいた時なんかは他人より臭くなりやすいらしく、たまに言われることがあったんだが、A子はいつも
「臭い臭い」
と言ってた。
どうもA子は人より臭いに敏感なようで、同級生の前日の食事を当てたり、かなり離れた校庭の外側で動物が死んでるのを指摘したりもしてた。

俺もなるべく体をきれいに保ったり手や顔を洗ったりしてたんだが、小学生男子だからどうやったって汗とかはかいてしまう。
デブの汗かきでもあった。
A子はメガネだが長い黒髪の美人だったんだけど、その顔を醜く歪めて俺を罵るんだ。
席替えで隣になった時なんか、授業中でも小声で何か言ったりして最悪だった。
(お互い席の距離を取ってもそうなってたな…。)
離れても嗅ぎつけるせいか、わざわざ近寄ってハンカチで鼻押さえて
「臭い臭い」
と言う。




52. 名無しさん 2015年10月24日 16:15 ID:.fRNxy.I0
皆も最初は
「そんなに臭くなくね?」
みたいな感じだったんだが、太ってる上にキャラ的に面白身のない俺と、美人で明るく面白いA子の間で、しかも俺が
「ゴメン」
って謝るもんだから一部には『俺=臭い』と定着してしまった。
(もちろんそうでない同級生の方が多かったが、3割4割にそう認定されたんだ。)

教師はどうだったろう…中立って感じだったかな。
「別に臭くないけどA子さんが言うなら」
みたいな、微妙な反応だった。
「(俺)君も気をつけて」
とかなんとか。

6年の1学期が終わる頃にはA子ととりまきだけの時なんかは
「死ね」
とか
「キモい」
とか言われるようになったんだ。
「寄るな」「同じ空気吸うな」
とか、ご丁寧にマスク2重にしてまでね。

まあでもやっぱ鈍い俺も傷つく訳で。
A子に何か言われるのが嫌で、昼休みとかなるべく図書館とかへ逃げてた。

53. 名無しさん 2015年10月24日 16:15 ID:.fRNxy.I0
そんな6年の夏休み、A子に会わないうちに体臭をなんとかしたくて親に遠くの図書館に連れて行って貰った。
(親には体臭のことは言わなかった。親は気づいてないしいじめ未満?しかも女子から?で言うのもなと思って。)
それでその図書館で知ったことをもとに自由研究でまとめたんだ。

自由研究のタイトルは、『においの研究』。
さすがに自分をネタには出来なかったんだけど、まあ普通に臭いと言われる食べ物とかをまとめて実験とかした。
夏休みで一緒に遊ぶ奴に臭いって言う奴居なかったし、A子に会わないうちに(登校日もA子は休んでた)大胆になってたんだろうな、
最後に真っ赤な極太文字で書いたんだ。

「においは空気中に放出された化学物質が鼻の粘膜の細胞に結合されて脳に伝わります。」

って。

54. 名無しさん 2015年10月24日 16:15 ID:.fRNxy.I0
これ読んだらA子がショック受けるのはなんとなく分かってた。
『臭いに気づいた時は既に俺の体から発生する化学物質を取り込んでる』
ってことなんだし。

でも目にして数秒後、
いきなり吐いて保健室→早退、登校拒否
になるとは思わなかった。
そしてA子は入院→転校にまでなってしまった。

入院はなんでか分からない。
とりまきが見舞いに行きたいと言ってもA子の親に断られたらしい。
転校は家庭の事情ってことだったんで、俺のせいなのかどうなのか…でも俺のせいのような気がする。
とりまきは最初俺を責めたけど、
「お前ら俺の化学物質取り込んでるぞ?」
って言うと逃げていった。
ちなみに臭いのいじめはA子が休んですぐ沈静化した。

もうずいぶん昔の話だけど、最近立て続けに『臭いとは化学物質で~』って話を違う漫画で見たんで思い出して書いた。


子どもが驚く すごい科学工作88 (青春新書プレイブックス)