362: 1 2015/04/21(火)20:45:44 ID:L2c
昔話。
長いし同じ日本と思えないような話だけど誰かに聞いてほしくて書き込みします。


私の家は両親と姉・私・弟の5人家族だった。
とは言っても父は仕事が忙しいとかなんとかで別居をしていて、年に数回しか顔を見ることはなかった。

としごの姉は私が物心ついたときから意地が悪く、私と双子の弟はよく殴られたり蹴られたりしていた。
母はパートに出ていたけど、私と弟の異変にはすぐに気付いてくれて姉を叱った。
でも、母の姉への叱り方が子供から見てもおかしかった。
私や弟に叱るような諭すような感じではなく、
「やめなさい」「今度したら追い出すよ」
と冷たい表情と声で言った後に存在を一切無視する。
姉が怒ってもっと危害を加えたり母に暴言を吐いたりしたら、本当に追い出してしまう。
友人のいない内弁慶の姉が泣いて許しを請うても、数時間経たないと家に入れてもらえなかった。

母の、姉と私達への対応の違いは年々ひどくなっていった。

決定的な出来事は中学校に上がったあたりの母の日のこと。
私と弟でサプライズで母の好物の料理を作ったことがあった。
パートから帰ってきた母はとても喜んでくれて、
「なんていい子に育ったんだろう」
って言って泣いて喜んでくれた。
とてもいい雰囲気だったんだけど、部屋にこもってた姉(サプライズに誘ったけど無視されていた)がやってきて、
「泣くとかwwwだっさwwwおばさんになるとこんなシケた事しか楽しみないのなwww私まだ若くてよかったww」
って言って、私と弟が作った手羽先とレンコンの煮物の中に痰を吐き捨てた。
年中こんな感じの姉だったけど、さすがに怒った私と弟は食ってかかった。
だけど姉は大爆笑しながら出かけてしまった。
母は見たことがないくらい冷たい顔で煮物を眺めた後、ごめんねごめんねと煮物を洗ってまで食べようとしたから慌てて止めた。

その日から母は姉を完全に無視するようになった。
料理も洗濯も姉の分だけしない。
絡まれてもそこにいないように扱う。
家族で出かける時も置いていく。
姉の誕生日や授業参観もスルーだった。
私と弟がオロオロしても、何を言っても
「大丈夫大丈夫」
と笑うだけだった。

姉は今でいうキョロ充だったので、最初は
「無視してんじゃねーよババアww」
って虚勢張ってたのに、時間が経つにつれて可哀想なくらいに動揺しだした。
部屋で毎日泣いていたようで、さすがに可哀想になって母に言っても、やっぱり
「大丈夫大丈夫」
とかわされた。

ちょうど姉が中3の時、進路相談があって概要のプリントを母に渡した。
無視から半年が経っていたが、さすがに進路相談は来るものと思っていたのだろう。
姉の顔は久しぶりに母と話せる喜びが溢れていた。
でも、母は受け取ったプリントを一瞥もせずにグチャグチャに丸めてしまうと、生ごみ入れに捨ててしまった。
ここで姉は声を上げて泣き崩れた。
でもやはり母は無視をして、私と弟に
「明日のおやつは久しぶりに手作りプリンだよ」
なんて朗らかに言ってる もう気が狂いそうだった。

363: 2 2015/04/21(火)20:45:57 ID:L2c
それからいろいろあって知ったんだけど、
姉は母の子じゃなくて父の浮気相手に出来た子供だった。
その当時、父は自分にべた惚れだった母を舐め切っていて、浮気相手に給料のほとんどを貢ぐ生活をしていたらしい。
やがて浮気相手が妊娠。
ボロボロの母に浮気相手と父は相当ひどい言葉と暴力をぶつけた。
(この時母は片目が殆ど見えなくなって顔に消えない傷が付いた。)

ここで母の目が覚めて、浮気相手を訴えた。
そして死ぬ気の特攻の嫌がらせをした。
結果8ケタ近くの慰謝料を浮気相手両親や浮気相手夫(浮気相手は既婚者だった!)に立て替えさせて一括でぶんどったらしい。

復讐が完了して抜け殻になっていた有る日、父が赤ん坊を連れて別居中の母のもとに来た。
そして本当にこう言ったらしい。
「めんごめんご!ところでチカコ(浮気相手の名)の子供押し付けられちゃってさ~。俺らの子にしよ!」
その赤ん坊が姉だった。

まともだった父方祖父母は大激怒で父を殴ったり母に土下座したりだったらしいけど、
母はにっこり笑って姉を引き取ることに決めたそうだ。
そして父と再構築を始めた。
ウキウキ気分だった父は、母の変わりように半年で姉を置いて家を出て行った。

この話を母は姉の前で言った。
進路相談の事件の後、やっと帰ってきた父に姉が泣きついた時だった。
ポカーンとしてる姉(と盗み聞きしてる私と弟)に、母は
「だから私はあんたを自分の子だと思ったことはないし、愛したこともないよ。私の子は(私)と(弟)だけ」
といった。
姉に見せた事がないようなすごいいい笑顔だった。
それでその時、母が姉の名前呼んだことはただの一度もなかったって気が付いた。

そのあとすぐに姉は父のアパートにいった。
知らなかったんだけど父は給料からボロアパート代と3万円のみを残して給料を全て母に送金して、かなりひどい暮らしぶりだった。
それが父なりの禊だったのか、そんな取り決めがあったのか解らないけど、そんな生活で二人が暮らしていけるはずがなく、数か月で姉はどこかに消えてしまった。
父に聞いたら焦ったので父が何かしたんだと思うが、未だに生死不明だ。

母が姉を引き取った理由は今でも分からない。


この一連が衝撃過ぎて、未だに優しくて世界で一番愛してるはずの夫が信じられない。というか人間不信になった。
長文失礼しました。



いやいやプリン (角川文庫)