490: 名無しさん@おーぷん 2015/02/18(水)18:04:23 ID:5vk
いじめじゃん、と言われたらそれまでなんだが。よくある話として。

中学生のころ、お絵描きが好きで
「将来はイラストレーターになるの!」
とか言ってるネクラというまあ典型的ないじめられっこがいた。
小学生の頃から友達は少なかったけど、中学に入ってからさらに悪化して空気扱いみたいな。
仮にこいつはA子とする。

私はぶっちゃけ中二病で、
「オレにとっていじめる理由がない奴はいじめない!」
と正義の味方ぶってそのこと仲良くしていた。
実際趣味もあってたし、休みの日にうちに遊びに行ったり、その子が描いたイラスト(毎回右目が隠れている)をもらったりして楽しく暮らしていた。

私にはA子以外にも友達がいたけど、A子には私しか友達がいなくていつも私と一緒に居たがったし、私が他のこと居ると少し嫌な顔をする。
まあでも、
(可哀想なやつだしな…)
と思ってそれはスルーして、できるだけ2人で組むなんて時は一緒にいてやることにしていた。




491: 名無しさん@おーぷん 2015/02/18(水)18:13:17 ID:5vk
そのうち私繋がりでA子にも友達が増え始めて…
と言っても私と特に仲の良かったグループのB子とC子ぐらいのものだったけど、複数人で遊びに行ってプリクラを撮ったりして、A子はすごく楽しそうだったから、私もよかったなぁと思っていたんだわ。

ところがある日、B子とC子に
「A子の様子がおかしい」
と言われた。
曰く、
「私子ちゃんとC子ちゃんからB子ちゃんの悪口を愚痴られている。こんなことを1番の親友のB子ちゃんに言うのは辛いが、彼女たちのとの付き合いは改めた方がいい。このことは2人には絶対に内緒」
「私子ちゃんとB子ちゃんからC子ちゃんの悪口を愚痴られている。こんなことを1番の親友のC子ちゃんに言うのは辛いが、彼女たちのとの付き合いは改めた方がいい。このことは2人には絶対に内緒」
というような旨のことを突然B子とC子それぞれに言い出したらしい。

どうやら彼女は、私たちをそれぞれ孤立させ、
「A子しか親友()はいないよ!」
という状況にしたてあげようとしているらしかった。

492: 名無しさん@おーぷん 2015/02/18(水)18:20:03 ID:5vk
もちろん私も2人もお互いの悪口なんか言っていない。
こうして私たちは、彼女へのいじめに加わることにした。

程なくして
「B子とC子が私子の悪口を~」
と私にも言ってきたが、これは
「そうなの!」
と信じたふり。
私たちはそれぞれメールで連絡を取り合いながら、個別でA子ばかり構うことにした。

そして裏でいじめを開始。

まず、今まで彼女が私たちに渡したイラストやら交換日記やらをすべてクラス中に公開した。

みんなとても面白がってくれて大満足。
もともと奴の友達は私達しかいなかったので誰もA子にちくらない。
数人で集まっては大爆笑。
集まった状態で彼女にメールを送り、3人それぞれに
「あなたが1番の大親友!」
と言ってくるメールをしっかり保護してクラス中にまわし、いかに彼女が信用ならない人物か徹底プレゼン。

493: 名無しさん@おーぷん 2015/02/18(水)18:28:18 ID:5vk
そして、みんなで十分笑いものにして満足したところで私達3人も少しずつ無視し始めた。
最初はC子。理由は告げない。
次にB子。こっちも理由は告げない。
最後に私だけになって、そして私に
「みんなが私をいじめる!やっぱり親友はあなただけ!」
…と、なったところで全てのネタバラシをした。

全て私たちは知っていたこと。
知ってからの期間、私たちにお前が送ったメールは全てみんなに筒抜けだったこと。
交換日記も私子ちゃんだけに見せてあげる、と言って渡されたオリキャラの設定ノートも、全部全部みんなで共有して笑っていたこと。

さいごに、
「私のことバカにしてたんだよね?こんなことで簡単に騙せるって。あのバカ騙されて友達いなくなってやがるって。笑ってたんでしょ?」
と聞いたら
「そんなことない!」
とか言い出すので、
「じゃあなんで嘘ついたの?騙せるとおもってなくて嘘つき続ける人いないよね?バカなの?ああ私今全部見破られてる!って思いながら私たちに嘘ついてたの?マゾなの?違うよね?」

494: 名無しさん@おーぷん 2015/02/18(水)18:35:56 ID:5vk
「自殺しろよ。全部、私たちとのメールも全部削除して。
このメールももちろん削除して。私が捕まっちゃうからさ。
申し訳ないと思うならいますぐ自殺しろよ。死にたいって言ってたでしょ。
私子しか信じられない、私子がいなくなったら死ぬって言ってたでしょ。君の信じてた私はもういないよ。
自殺しろよいますぐ。自殺しろ。死んでくれ。申し訳ないと思うなら。首でも吊って死んでくれ。」

っていう中二病極まるメールを送って着信拒否。

結局あいつは自殺しなかったけど、近所で私の顔を見るたびに逃げて行く。

早くしなねぇかな。っていうお話。


こうして書くとかなり作り話くさいなwwwおしまい



これが私の中二病 勇者かよこの黙示録